いつもミラノに着くのは一月。冬の真っ最中でほとんどのミラネーゼ達は面白みのないナイロン系ブラックのアウターで寒さをしのいでいる。だからみんなが言うようにおしゃれな感じは全くしないのだが夏のミラネーゼはまるで花が開いたかのように装いが美しくなる。リネンのスーツで身を包む男達やうすい布でドキッとするくらい肌を露出する女性達も見受けられる。そんな人たちを見るとやはりミラノはモードの街だなと思ってしまう。買い物しながら店員さんとの話の中でぼくがピッティ帰りという話題になると、今年のモードはどうだったと興味深く聞いてくる。ポルタガリバルディ駅近くのだいすきなセレクトショップ ディエチコルソコモにも遊びに行った。まるで普通のアパートの様な入り口を入り中庭を抜けると感じのいいガーデンカフェがあり、それからガラス越しにショップが展開している。そして2階はファッションを中心とした書籍とCDショップ。こんなおしゃれなショップ、なかなかない。売っているものはお高いものが多いのだが見ていて楽しくなるものばかり。ここで若い人ばかりでなく老婦人がドレスを品定めしているのを見るとミラノだなと思う。
夏のミラノはイタリアでも北にあるので暑過ぎずフレッシュな気候でもありやっぱり楽しい。
サンバビラ 噴水に浸かりながら和むミラノ男子
マンザーニ通 アルマーニ前のスーツ姿の男たち
ボルゴヌオーボ オーダー仕立ての麻のスーツ姿の老人
マンザーニ通 日差しの強い季節にはサングラス
サンバビラ スカーフをジャケットかわりに
ウインドウには サックスに水玉が楽しいジャケット
老いも若きもモードなひとたち
ディエチ・コルソ・コモの入り口は植物園のよう。
ディエチ・コルソ・コモ店内で。店員さんに撮ってもらいました。