あと3日でイタリア英国出張。案外頭を悩ませるのはどんな装いで行くかということ。もちちん悩むのも楽しみのうちだと言う事はお洒落好きならわかってもらえるだろう。遊びのリゾート旅行なら機能性だけを考えて楽なスタイルを選べば良い。しかし行くところが真冬のヨーロッパなのでちゃんとしたスタイルでないとそれなりの店には入れない。そしてファッション業界の人たちがあつまるピッティウォモにいくためおしゃれなクラシカルな装いは欠かせない。天候、気温もどんうなるか不確定要素だし、かといって機動性が損なわれるため大きなトランクも近頃は持って行かない。飛行機のチケットを予約したのが11月だがなんとなくそのころから考えて、オーダーするものはしておき、必要なものは買っておく。今回もだいたい決めた。いつもはスーツで行くが今回はジャケット&パンツスタイルで出かけるつもり。
最も悩んだのは靴。旅用の靴は石畳でもすべらない、雨でもそこそこ耐えるそして長い道のりでも足が痛くならない履き慣れた国産のグッドイヤーウェルトの靴と決めていた。でもピッティウォモにはもうちょっとカッコいい靴を履きたいという気持ち。おしゃれなロロピアーナのスタッフなどはピッティに出かけるのにやはり複数の革靴をスーツケースにもっていったのも見ている。
スウェード靴はとてもおしゃれだが雨に弱いと考えて候補から外していた。でもネットでいろいろ調べていたら、普通の革靴より防水をしたスウェードのほうが雨の日にはベターだとも書いたサイトもあった。靴に詳しい当店のお客様のTさんやHさんにも尋ねてみた。雨に良いは悪いかは甲の革より底が重要だとおっしゃっていた。幸いな事にわたしのスエード靴はクロケット&ジョーンズのチャッカーブーツで底は雨に強いゴムのダイナイトソールとなっている。それなら雨にうってつけではないか。ジャケット&パンツスタイルにもスタイルがまとまるので今回はそのチャッカーブーツを履いて行く事に決めた。またせっかくのロンドンなのでカジュアルな場面ではニューバランスのUKモデル576もスーツケースに忍ばせて行こう。
今回の旅の道連れ。ニューバランス576 クロケットジョーンズチャッカーブーツ
チャッカーブーツの底はヨーロッパの石畳に強いダイナイトソール