寒い日がつづいていたがこのところ日差しが強く夏が来たと感じる。現在の夏のスタイルはクールビズ。いまでは官庁などは5月から一斉にネクタイをはめなくなる。いま当店でオーダーされると出来上がるのはクールビズまっただなかの6月以降になるのですこしクールビズのおしゃれについて考えてみよう。

クールビズではさらにポケットチーフの重要度は増す。
クールビズはだらしなく、ドレスダウンしたように見えないように着こなす事がとても大事になってくる。だからシャツのボタンを黒くしたり、シャツのステッチを際立たせたりするのをよく見るが今となっては陳腐かもしれない。当店がおすすめするのは極めてクラシックなデザイン、たとえばワイドスプレッドのシャツを着て、ジャケットにはポケットチーフをあしらう着こなし。ポケットチーフはネクタイの代わりと考えてもいい。ネクタイはネック周りを暑苦しくするかもしれないがポケットチーフをジャケットの胸ポケットにあしらっても暑くなることはないしお洒落度は格段にアップする。2年前、わたしのブログをはじめた頃書いた事でもある。
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麻100%のロイヤルブルーでアンコン仕立てにしたジャケット。ポケットチーフでさらに引き立つ。

紺ジャケットはさらに重要に。合わせるのはなるべく薄い色のパンツにする。
当店ではこの時期、ジャケットをオーダーされるお客様が増えるが、やはりその中でいちばん人気が高く、多くのお客様がお選びになるのは紺無地ジャケット。最近濃紺無地からロイヤルブルーに人気が移っている。チェックやグレーのジャケットもあるがやはり紺色無地は一番着こなしが楽だし紺は寒色系なのでどことなく涼やか。ここでの大事なポイントはパンツの色。紺ジャケットに合わせるにはなるべく薄い色のパンツがいい。チャコールグレーやミディアムダークグレーなどちょっと濃い色を選ぶと印象がぼやける。やはりライトグレーやベージュなど薄い色を選択するとジャケットが引き立つ。そしてこの夏の季節には思いきって白のパンツに挑戦するのも楽しい。白は汚れやすいのも事実だが、あなたのお洒落を際立たせるのもまた事実。もし抵抗があるならユニクロあたりでスリムなホワイトデニムを汚れてもいいようにまとめて3本くらい買って紺のジャケットに合わせてみるのをおすすめする。デニムでもホワイトなら案外ビジネスでもいけてしまうかも。
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人気の高い ロロピアーナ社ツイスタースーパー120ウール スペシャルプライスオーダージャケット55000円
シャツの2013年的選び方

シャツは白だけでなくすこし派手なストライプを選ぶのもこの時期にはいい。ネクタイを付けたくらいの存在感をシャツに持たせるとのが2013年的コーディネートとなる。シャツのオーダーの際、無難なものを選んでしまうとできあがると案外、地味に感じる事も多い。オーダーシャツをオーダーする際、思い切って派手な柄を選んでも出来上がると案外シックにまとまったりする。クールビズではないは昨日、空港での飯島秘書官のボールドな(太い)クレリックシャツとのコーディネイトは極めてみごとだった。

時にはびしっとスーツネクタイで差をつける。
ファッションとは「差異」である。みんながノーネクタイの時期にさわやかに感じる素材で仕立てたサマースーツを着るとやはり印象度はアップする。業種によってはクールビズの時期でもスーツを着なければいけないし、それよりスーツをこよなく愛する「スーツラヴァー」はこの時期でもスーツにシャツネクタイを着たい。日本以上に暑いときもあるヨーロッパの街を夏歩くと、この人たち間違いなくスーツが好きなんだなあと思えるスーツ姿でびしっと決めているジェントルマンを見る事はすくなくない。オーダーサロンタナカには7月になってもスーツ好きの男達がオーダーのためご来店いただいています。