今回のイタリアの旅は4泊5日、ローマ、フィレンツェ、ナポリ、ローマのの順。こう書くととハードスケジュールのように見えるが移動にはすべて特急電車を使いかかった時間は1、2時間程度。効率の良い旅で短い時間の中で楽しいことが多かった。2日目のフィレンツェではピッティイマジネウォモがメインの目的なのでこの日は忙しく、ブログに書けなかったのでいまから6/17日の夕べの事を書く。
ピッティイマジネウォモの会場バッソ要塞には午前11時過ぎに入場し午後4時まで滞在。その後、暑くも寒くもなく快適な夏の地中海性気候の中フィレンツェの大きな教会の一つサンティッシマ・アヌンチアータ(最も聖なる受胎告知)教会までひとりのんびり散歩。敬虔な市民たちが祈りを捧げる中をこうべを垂れながら回廊に向かいアンドレア・サルトの描いたフレスコ画「袋の聖母」を見る。そしてすこし離れたところにあるこの教会付属のサンティッシマアヌンチアータ薬局で自然な材料で作られた香りの優しい石鹸やクリームを家族への土産に。店主極めて親切でS.Mノヴェッラより買いやすい。
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カブール通、サンティッシマアヌンチアータ薬局で
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サンティッシマアヌンチアータ教会 アンドレアデルサルト作「袋の聖母」
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S.Sアヌンチアータ広場にあるブルネレスキ設計の捨て子養育院。

腕時計をローマのホテルの床にころっと落したら止まってしまった。代わりの安い時計を買おうとホテル近くの店TOYWATCHでフィレンツェらしい時計ないかと聞いたら好きな居酒屋プロカッチとコラボした時計があるというので180ユーロで買った。外でアペリティーボ(つまみとお酒の小パーティ)してるのでこないかと店の人に誘われ行ってみる。スプマンテとシーフード系のツマミをいただきながらこれ買ったよ〜〜と社長らしきひとに話しかけると、その方や他のひとりもそれをはめていた。これはニューヨーク版GQにも紹介されたんだよ、ジャッポーネお目が高いねえとしばし談笑。
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TOYWATCH社のスタッフとおそろいの時計
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美女に注いでもらう泡こそ美味
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きれいにならんだアペリティフ

ぷらぷら散歩していたら今日うちの店開店するよーとイタリアのドンナに誘われた。人が多い店内になにごとかと入ってみたらロンバルデというワインとサラミ屋さんで市内で四店舗目の開店パーティーが開かれていた。壁に高級ワインが並んだ店内でエレガントなワイン、ロッソディモンタルチーノと美味しいサラミをいただいた。日本人の女性も働いていたので話すと彼女YUKIさんもブロガーで15年フィレンツェ中央市場のその店の本店で働いているという。フィレンツェに行ってイタリアの良い食材を探していたら中央市場の彼女をたずねていったら助けてくれると思う。彼女のブログはここ
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ENOTECA SALUMERIA LOMBARDIのご主人とYUKIさん
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ENITECA SALUMERIA LOMBARDI でエレガントなワインをいただく。その後食事は中心部にあるトラットリア「イル・パイオーロ」に。時計の名店ヒラノさんのおすすめのこの店は塩っからくて強い味が特徴のフィレンツェの中にあって優しい味わいがうれしい。英語の上手な女店主が熱心に料理を説明するため英語圏の女性のお客様が多い。
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パスタ イルパイオーエロ
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タリアータ イルパイオーロ
食事の後、酔い覚ましに石畳の細道をさまよう。もう午後9時で閉まったはずのバルジェロ美術館に人がたくさんいる。入っていると、美しい中庭で寸劇が始まるとのこと。君主論で有名なマキャベリ作の「マンドラゴラ」という劇らしい。マンドラゴラってたしか毒草じゃなかったかなあと隣のイタリア人に聞くとなんでそんな事日本人が知っているんだと驚かれた。たしか澁澤龍彦さんの本で読んだ記憶が。夜の闇の中、古城の回廊の中かすかな明かりに照らされた古城での寸劇の意味はよくわからなかったがまるで500年前のヨーロッパにタイムスリップした気がした。

あとでネットで調べてマンドラゴラのあらすじを知った。修道士が貞淑な人妻をだまして寝取る話しだそうだ。隣に座ったおじいさんは孫にぜひ見せたいと前から楽しみにしていた。なんか微妙である。
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夜のバルジェッロ国立美術館でドラマの開演を待つ。
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闇に映える俳優達