ことしを顧みると、仕事を離れてプライベートのお休みの際に素晴らしい景色、いわゆる絶景に恵まれた一年だった。それはすべて目のごちそうであり心のごちそう。こういうのに出逢うとますます洋服屋としてがんばっていく気持ちが湧いてくる。
1月イタリアフィレンツェで開催のピッティ・ウォモに出かけた際、ウンブリア州オルビエートに滞在した。そのとき滅びゆく天空の街と名高いチビタ・バーニョレッジョに足を伸ばす。霧の中に浮かんだ山上の街を見る。写真は橋を歩いて行って天空の街が現れた瞬間。
4月吉野山に行って観桜。雨の中だったがそれがまた幻想的でした。山すべて桜で彩られた景色は素晴らしかった。
6月夏のピッティ・ウォモのあとナポリに足をのばす。フニコラーレつまりケーブルカーで丘に登りセンテルモ砦から見る景色はまさにナポリを見て死ね。
7月立山。前日は雨だったのにここ室堂に到着したときは快晴。最高の天気に恵まれた。夏の雪原を歩くのは天国で歩いているような気分になった。
池に写った逆さ立山
8月沖縄名護。二泊だけの弾丸だったが喜瀬カントリークラブでのゴルフも愉しみました。真っ青な海にこころ奪われた瞬間。
9月 映画黒部の太陽を見た時から行きたかった念願の黒部第四ダムに行く。戦後、敗戦にうちひしがれた日本人を勇気づけた昭和の偉業を目の当たりにして感慨ひとしお。ダムに萌えました。
10月駒ケ岳、千畳敷カールを登る。不安な気持ちでひとりで登っていった岩山。登り切ったら飛ばされそうな強風にであったり。山の上から里を眺めて登山って楽しいなと思いました。
向こうに見えるは御嶽山
