ロロ・ピアーナウール100%コート残り少なくなりました。(11/3)
季節は冬でコートのオーダーが増えてまいりました。ロロ・ピアーナウール100%コートあと2着限りとなりました。オーダーコートにつきましては今週末が年内の納品の期限となります。もしご希望のかたはお早めに

アート、アート&ロック

昨日水曜は休みで朝10時に恵比寿ガーデンプレイスの東京都写真美術館杉本博司LOST HUMANに。杉本博司の写真展にはどうしてもいきたかった。東京都写真美術館のこけら落としとなるこの展覧会、「今日世界は死んだ。もしかしたら昨日かもしれない。」という警句でさまざまなキャラクターが世界の終わりを語る。写真芸術家、骨董蒐集家である氏のインスタレーションはリアリティを感じこれは「終末論」なのか本当の「終末」なのか、アート的お化け屋敷かもしれないが世界の終末への重い恐怖すら感じるメッセージ。一階展示室には廃墟となった映画館に映画を流しそれをずっと撮影した作品「廃墟劇場」と三十三間堂の無数な仏の作品「仏の海」。美術館の闇に浮かぶ仏のモノクローム画像に胸を打たれる。
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杉本博司 「LOST HUMAN」入り口の地球儀が何かを語る。
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杉本博司 「LOST HUMAN」 外国人の来場者も多い。

午後から美術館のハシゴで六本木、国立新美術館、サルヴァドールダリ展を見る。画家の初期から晩年の作品を俯瞰する展覧会。驚くような奇想の絵画もスペインの風土から生まれたことを知る。ダリが生きた時代はジグムントフロイトの影響が芸術文化に大きかったんだなあとも思う。その後渋谷で東京に暮らす娘に会って元気な姿に安心。
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家具だと思ったら女性の顔が。サルヴァドールダリのインスタレーション

そして夜は渋谷オーチャードホールでリンゴスターのライブ。若い頃ぼくらは演奏テクニックを誇るミュージシャンを崇拝していた。だからポールやジョンはスゴイけど単純なエイトビートを叩いてヘタウマ歌をときおり聞かせるリンゴスターは脇役にすぎない思っていた。でもオールスターとして一緒に来たTOTOのスティーブルカサーが奏でるロザーナやアフリカのようなシャープなロックよりリンゴスターの素朴な声で歌う単純なカントリーの方が断然ココロ踊ることにちょっとおどろく。リンゴの歌は僕の心の歌になっていたことに改めて気づいた。ロックはテクより「うたごごろ」なんだなあ。

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リンゴ・スターとスティーブ・ルカサー