もう紅葉の季節は終わったと諦めていた。今日の休みふと名古屋の桜通をクルマで通ったら黄色くなった銀杏並木が見事なこと。まだ秋は残っていると、そのまま西にクルマを走らせた。紅葉といえば京都だろう。でも紅葉の時期の京都は人が多すぎる。そこで白洲正子の本にもでてくる滋賀の湖東三山に向かうことに。たった80kmの道のり、平成25年には便利なスマートインターができたので名古屋から一時間たらず。まずインターに近い金剛輪寺に。さすがに平日のちょうど紅葉の時期がすぎた今は人が少ない。でもこんなときに独り古刹を歩くのはいいものだ。庭も美しいし国宝の本堂も見事。風車を持つお地蔵様に風情が宿る。
次は龍應山西明寺。庭も美しいし仏像も見事。例にもれず織田信長に焼き討ちされたが幸いにも本堂、三重塔は残った。
そして釈迦山百済寺。クダラジと読むと思ったらヒャクサイジだそう。聖徳太子創建の名刹で往時には塔頭が300余に及ぶ大寺院だったが織田信長に完膚なきまで焼き討ちにされた。その後江戸時代本堂は再建されたが滅んだ大伽藍跡がなぜがこころに訴えかける。素晴らしいのはそのロケーション。山の中腹に建てられた本堂までの石段もいいし庭園の上から見る湖東の景色もいい。秋の名残りをみつけた小旅行となりました。

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金剛輪寺
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金剛輪寺
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金剛輪寺
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金剛輪寺
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金剛輪寺
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西明寺
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西明寺
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西明寺
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百済寺
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百済寺
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百済寺
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百済寺