22年前初めてイタリアに訪れロロピアーナの工場にいった後、ベネチアに向かった。ベネチアはローマ広場でバスを降りそれから先は歴史的地区、いってみれば500年前の街がそのまま存在する現代の特異点。そんな街で2泊滞在して帰りはサンマルコ広場からモーターボートに乗ってバスが泊まっているローマ広場まで帰ったのだが海の波越しに見たベネチアの景色がまさに500年前の人々がゴンドラに乗って見て風景そのままだった。あたかも幻想をみているようで不思議な気持ちになったのを覚えている。
1996年ベネチアで
その一週間前ベネチアのフェリーチェ劇場が焼け落ちた。
今日の休み、東名高速道路の吉田インターで降り20分島田の街を越え大井川にかかる蓬莱橋まで春休みで帰省中の娘とクルマででかけたた。897.4 mの長さをもつ世界最長の木の橋ということでいつもは毎日500人以上の観光客が来るこの橋も平日の今日は人もまばら。橋をわたると風が強い。下を見ると川幅が広い割に水が少ないと思っていた大井川も激しい水の流れだということがわかる。
箱根八里は馬でも越すが越すに越されぬ大井川
古くから言われていた言葉がリアルに感じ、突然そこに江戸時代のイマージュが出現。ベネチアでそう思ったように。
蓬莱橋
渡り始める
春、蓬莱橋にて
大井川で渦巻く水
遠くに富士山