今日はお休み。栄まで止まっている腕時計の電池を替えに行く。時計修理店では10分で作業が終わり、改めて時間を確認する。ちゃんと動いている、大丈夫だ。
日付はどうだ、小さな窓を見ると11。

そうか今日は3月11日
この日を忘れることはできない。

2011年、昼過ぎまでオーダーサロンタナカ店内で普通にすごしていた。
なんか机がゆらゆらしている気がする。気のせいかもしれない。
ネットで見ると大きな地震が東北であったらしい。
大変だなあと、正直よそ事のように考えていた。
それから一時間ほどだったか
津波が押し寄せている映像が届いた。
え。
道路にコンビニに、橋に、津波が襲っていた。
映像に映っている人、生き延びることができるのか。
気仙沼には渦巻く黒い波が街を覆っていた。
離れた愛知でも生きた心地はしなかった。
その恐ろしい自然の猛威をテレビで見ていいのか悪いのか判断すらできなかった。

実は友人と震災の2週間前、仙台、塩釜に遊びに行った。見てきた街や海が悲惨な状況になり言葉もなかった。
何かできることをしようと義援金は送ったが東北にボランティアにはいけなかった。自分の力不足を反省するしかない。

その後、東北の皆さんは我慢強く寡黙な人々は頑張り続け、復興は一歩一歩進んでいる。
この日は絶対わすない。それから時が経ち東北地方の人たちは津波や地震、そして原発事故を乗り越えようとしている。それに比べれば今の流行り病など、日の本の民ならきっときっと乗り越えられるはずだと信じている。
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11を指している。9年前のこと忘れない。