こんな事態にどう対応しようかとウェブをみているとどうしてもいやなニュースばかりで憂鬱な気分にもなるものだ。
机の上に、先週送られてきたCDが置いてあったので気分転換に流してみた。
若い頃から好きだったジェイムス・テイラー、幸運にも高校一年生のとき、名古屋市公会堂でライブを見た。
彼はビートルズのアップルレーベルで1968年デビュー。ジョージ・ハリスンの有名な「サムシング」は彼の歌、「Something in the way she moves」からインスピレーションを受けたそう。重役(ジョージ・ハリスン)が平社員(ジェイムス・テイラー)の歌の冒頭をいただいちゃってどうするという気もするが。

素晴らしく美しい音のアコースティックギタープレイでも有名で、日本にも大きく影響を与えている。はっぴいえんどの名曲「風をあつめて」は細野晴臣さんが解釈したジェイムス・テイラーだと思っている。

今回リリースした新譜「AMERICAN STANDARD」は、ずっと彼が愛してきた「私の青空」「ムーン・リヴァー」「イッツオンリーペイパームーン」などアメリカの名曲を素晴しいアコースティックギターアレンジで歌っている。この方もまさに偉大なジョアン・ジルベルトと同じ、「声とギター」。シンプルにそれだけで勝負できるギターのスキルと歌のハートの持ち主。つきなみな言葉ではありますが、やはり「癒やし系」だなあ。好きです。
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