長かったお休みもあと2日、お休みと言いましてもずっと店内で秋冬素材の準備にいそしんでいます。今日は御幸毛織のネイビーのご紹介です。

日本の服地メーカーの雄、御幸毛織から意欲的なネイビー3種をご紹介いたします。御幸毛織の素材の最大の特徴は「安心の品質」、お客様からのクレームを極端に恐れる日本のデパートとの長き取引を続けているので、製造管理は外国メーカーではありえないほど徹底しています。また素材メーカーとしての「職人的こだわり」も強く持っているメーカーです。そのためか服地で見るより、洋服が出来上がったとき「仕立て映え」がします。それは多くのハンドメイドテーラーが証言しています。ことしは御幸毛織が意欲的なクオリティを3種リリースしました。

MASTER PIECE ブライテスト

17.5ミクロンの極細オーストラリアメリノ100%使用。通常は濃紺無地は同じ羊毛のレベルで染める「トップ染め」でも濃紺一色で染めます。しかしこのMASTER PIECE BRITESTは5色に染めた羊毛をミックスして糸を撚り合わせ、織り上げています。これにより、深い色合いのネイビーが織り上がりました。織り方も一般的な綾織でなく、サテン織りに近い密度をつけた3/1綾織。素晴らしいツヤのあるネイビー無地はまさにMASTER PIECEです。素晴らしい出来上がりが期待できます。300g/m スリーシーズン着用可能です。

御幸毛織 日本製 MASTER PIECE ブライテスト ネイビー無地
オーストラリアンウール17.5ミクロン100%使用
スペシャルプライス オーダースーツ価格79800円(税込)  

MASTER PIECE ブライテスト ネイビー無地
この5色に染めた羊毛を混ぜ合わせ深いネイビー無地を作り出しています。

BENBACK 

ビジネス用のネイビー無地のしっかりした紺ジャケをオーダーされるお客様は多くいらっしゃいます。安心で、いつでも着られるネイビー無地ジャケットですが、今回紹介するBENBACKはちょっとひねりを利かせました。オモテ面はふつうの綾織のウール100%ネイビー無地、ウラ面だけににキュプラ100%が出るようにして、おしゃれなストライプが織り込まれています。背抜きや、アンコンで仕立てると内側の背中の部分に見えるというわけ。(縫製の際に裏地なしというわけにはいきません。)

BENBACKのBENはつまり旭化成のベンベルグ(キュプラ)の意味です。表面はすべてウール100%ですが混率でウール69% キュプラ31%となっています。370g/mです。

御幸毛織 日本製 BENBACK
ウール69% キュプラ31%
スペシャルプライス オーダージャケット価格59800円(税込)

BENBACK ネイビー無地
左のストライプ柄がウラ、右のネイビー無地が表となっている珍しい素材です。

10マンスツイル

昨年も買付て非常に人気のあった素材です。出来上がったスーツのツヤ、そしてしっかり感など高い次元でバランスがとれている、ネイビー無地スーツ素材です。10マンスツイルの名前の通り秋冬春の3シーズン使えます。ビジネスでどんどん使っていただけるよう、軽い撥水加工、ナチュラルストレッチ性能も付加しています。

御幸毛織 日本製 テンマンスツイル
ウール100% 260g/m
スペシャルプライス オーダースーツ価格65000円(税込)
2パンツスーツもプラス26000円(税込)で可能です。

オーダーサロンタナカの縫製グレードにつきまして。

オーダーサロンタナカはすべて日本国内、九州の三ツ星認定工場にて縫製。日本のモデリスタ最高峰柴山登光先生が設計監修しています。本バスフル毛芯仕立てと肩パット少なめ、ハーフ毛芯のアンコン仕立てでお選びいただけます。ボタンは本水牛、ナットの天然ボタン、裏地はキュプラ100%使用です。本セッパ、角ダイバ(本バス仕様)バルカポケット、AMFステッチはすべて標準仕様となっています。