まだまだ猛暑日がつづきますが、朝晩にどことなく秋の気配を感じる頃です。当店にも秋を楽しむスーツ、ジャケットをオーダーしにご来店いただくお客様も増えています。今日は極上の紺ジャケット3色のご紹介。

PIACENZA社の永き伝統

イタリア・ピエモンテ州ビエラ地区で1623年設立のPIACENZA社は創業者家族が今でも経営する、世界最古の毛織物会社です。現在IT企業が世界をリードしていますが、その時代は毛織物会社が人々の羨望をもっとも集めるメーカーだったのです。一般的に世界最古と言われるビターレ・バルベリス・カノニコが1663年設立ですのでここよりも古く、世界で100年以上続く同族企業の団体、エノキアン協会ではピアチェンツァ社がのほうが入会が早い会員会社です。エノキアン協会について余談ですが、私の住む中区には岡谷鋼機株式会社さんと材惣木材株式会社さんの2社が加盟し、更にエノキアン協会の会長は岡谷鋼機社長が務めています。
ピアチェンツァ社はエルメネジルド・ゼニア社、ロロピアーナ社とは異なりショップ展開せず、毛織物一貫製造メーカーとしてずっと続いているので、日本では知っている方は決して多くありませんが、カシミアなど希少素材を扱うヨーロッパのいい素材にこだわる人たちから尊敬を集めている毛織物会社です。当店では一昨年からマフラー類を買い付けていて、購入したお客様から良心的な価格で品質が高いとご評価を頂いております。
PIACENZA社解説はこちら。日本語PDF)

PIACENZA社アラシャンカシミア。そしてスパンカシミアの価値


内モンゴル自治区で生産されるカシミアは10段階に分けれていますがその最高位が中国内モンゴル自治区の阿拉善(アラシャン地区)で産出するアラシャンカシミアで、繊維が最も細く柔らかく、品質はいいのですが生産量も少なく当然もっとも高価なカシミアとなっています。その品質ゆえ、アラシャンカシミアは「カシミアの中のカシミア」と呼ばれています。今回紹介するこのスパンカシミアはアラシャンカシミアで織りました。

一般的にカシミア原毛はウールに比べ繊維長が短く、梳毛(ウーステッド)織物より毛足の出た紡毛(ウールン)が多いのですが、特に繊維長が長いカシミア原毛(=高価)だけを選りすぐって梳毛糸を作り280g〜290gと秋冬春のスリーシーズンカシミア100%ホップサックを織りました。自然な伸縮性がありシワになりにくいスパンカシミアはだから価値があるのです。

PIACENZA アラシャンスパンカシミアホップサック
カシミア100% made in Italy
SPECIAL PRICE オーダージャケット価格 128,000円(税込)
まとめて買い付けておりますのでバンチサンプルから選ぶよりお求めやすい価格となっています。すべて一着ずつの在庫です。

クリームブルー
ロイヤルブルーというよりスイートなクリームブルー。こんなジャケットでどこかに行きたい。
ダークネイビー
黒に近いネイビー無地です。
ネイビー無地
濃すぎない使いやすい色合いです。