先週の休日、妻、母と三人で奈良県の曽爾高原に出かけました。ここは大阪のベッドタウンの一つ、名張市に近いので関西の方ならきっとご存知の場所ですが、名古屋圏住人にとって高速道路網からやや離れているので案外知られていません。10数年前、最近はごぶさたの友人スギハラと近鉄電車に乗って名張駅からプジョーのフォールディングバイク(折りたたみ自転車)で輪行したことがあります。駅からでて急坂を登るとダムがありそこが青蓮寺湖、湖畔をずっと走ったら、だんだん急峻な山になり、とつぜん柱状節理の岩が見えてきました。先を行くのがなんだかちょっと怖くなりそこで引き換えした思い出があります。そこは「香落渓」と言われるところで谷川にそって奇岩などが現れます。そこを抜けると曽爾村で坂道を登ると「曽爾高原」。すすきで有名なところで、GOTOでしょうか、結構お客さんも来ていました。20分も歩くと頂上につくいいトレッキングコースで秋の澄んだ空気を楽しみました。母はもちろん登りませんでしたがすすきの景色を楽しんでいたようです。

香落渓の柱状節理
曽爾村の野菜直売所、母は念願の里芋をゲットして満悦。
すすきで有名な曽爾高原。やっと来れました。
秋の澄んだ空が気持ちいい。曽爾高原お亀ヶ池畔
曽爾高原、山の上から
すすきの景色が気に入ったようです。
曽爾高原、すすきの小径

曽爾高原の直前でうなぎ弁当を売っている売店をクルマのなかから見つけ、楽しみにして帰り道に寄るとなんと完売。まあしょうがないかと3人で買ったパンをかじりながら帰路につきました。香落渓をすぎて青蓮寺湖に出ると青い橋を渡り、来たときと違う湖の向こう岸の道を選びました。だんだん道が細くなりクルマ一台がやっと通れる道になり不安が首をもたげてきました。それでも前に進むと、左側にふと小さな看板を発見。どうやらそこはカフェのよう。わたしは食い物には興味はありすぎるほどありますが、お腹がふくれないカフェには興味がない人間。カフェ巡りなどまずしたこともありません。しかしさきほどうなぎ弁当に振られた身、鼻が鋭敏に利いていました。カフェに入り、食事はありますかと尋ねると、クロックムッシュとクロックマダムならあるとのこと、さっそく三人はテラス席に座るとその席から見る湖の景色の美しいこと。あ!これは英国で息子と二人で行ったことのあるレイクディストリクト(湖水地方)だと悟りました。メニューを見るとスコーンとジャムとクリームとお茶のセット「クリームティー」。9年前コルチェスターの古いホテルで頂いたことを急に思い出しました。事前に予約をすればアフタヌーンティもできるとのことでそれを楽しんでいる女性もいました。店内もイングリッシュ感たっぷり。湖水を見ながらいただくアールグレーはことのほか美味しゅうございました。
名はINGLESIDE CAFE。わたしが知らないだけでたぶん関西のカフェ好きには有名なお店にちがいありません。

湖の見ながらアールグレイ
店内もイングリッシュ
おやくそくのスコーンも
いい眺めのテラスでまったり。