うっかりして昨日、記事をアップするのを失念してしまいました。でもオリジナルのまま掲載することにします。

月の始まりの朝は母と墓参。雨がぱらついたので母も心配そうでしたが、墓地のある名古屋、覚王山地区につく頃には空が明るくなってきました。どうやら東海地方に台風の大きな影響が無いようで安心しました。

10月1日は日本の多くの地方でころもがえの日です。ころもがえは平安時代から更衣といって現代と同じく10月1日だったそうです。最近はクールビズが定着しているので夏はスーツを着ないというの普通になりました。そんな中でも10月1日からはスーツを着るという方は多いようです。以前は会社ではスーツを着なくてはならないというきまりが厳然とありましたが、いまはそれがゆるくなっています。そんな状況下でも
スーツは男性を清潔に見せる。
スーツは男性をやさしそうに見せる。
スーツは男性を立派に見せる。
スーツは男性をよりいっそう男性的に見せる。

などとさまざまな効能があることを認め、ビジネスで相手に会う場合は、適当にカジュアルに上下別のアイテムを選んで着るより、スーツを着たほうがベターだし、結局楽と多くの方が考えています。

わたしも間違いなくそんなスーツ派の一人で、できれば良いスーツを着たいと思っている一人です。今年はお盆休みが明けてからはずっとほとんどスーツか、まれにジャケット&パンツをかならず着てネクタイを締めています。ただ9月になって暑い日でも涼しい。リネンミックスの素材か薄い平織りのウール素材のスーツを靴下無しに見えるようフットカバーを履いて革靴を履いていました。10月1日の今日からはリネンやコットンなど夏を感じるスーツはやめて、ウールのウーステッドのツイル系のスーツを中心に着ます。そして薄手の靴下を履き革靴を履きます。以前はホーズ派だったのですが、パンツのスソ幅が19cmを切ったくらいからホーズとパンツの中が摩擦してずりあがってしまうようになり、今は薄手のウール系の短いソックスを履いています。

10月1日に限らず、1日はその月のお仕事の初日。そんな日に店を開けてすぐご来客があると洋服屋としてうれしいものです。今朝はお店を開けた30分後には若いお客様がスーツをあつらえに当店に初めてご来店いただきました。いい服地をおすすめして丁寧にサイジングして喜んでいただきました。10月の最高のスタートを迎えられた気がしました。

お気に入りのロロ・ピアーナエレガンツァ、オルタネートストライプスーツ。ネクタイはソリッド、ドレスシャツはボールドストライプ。
今日からソックスを履きます。ソックスはビームスさんのBRILLA。靴はお気に入りチャーチーズのコンスル。

あらためてVゾーンの着こなしルールを確認

最近はコロナ禍で男性ファッション雑誌も休刊、廃刊もあるようで、着こなしのルール特集も少なくなっている感があります。ですから確認の意味でちょっと書きます。

スーツの上着の通称Vゾーンは1.スーツのラペル、2.ドレスシャツ、3.ネクタイの3要素で成り立っています。ストライプか無地かの選択ですが、この3要素のうちストライプは最大2つに抑えてください。上の店主の画像のケースでは、スーツとシャツはストライプ、ネクタイは無地にしています。これだけのシンプルなルールですが、これを守るだけで着こなしはスッキリします。