今日は妻が実家に行き、わたしの独り遊びの日。その前の日はセントクリークゴルフクラブでゴルフ。大好きなゴルフも悲しいことに2日続けると肘が痛くなるので今日は何をしようかなと、いつもの朝の行である風呂洗いの前に、風呂を追い焚きで温めてじっくり入りながら思案。
パソコンで書類を作ったあと、豊田市美術館のゲルハルト・リヒター展が来年1月までやっているので出かけることに。豊田市美術館は3度目の訪問。オシャレじゃない最近建てたような小さな天守閣の脇の坂道を登ると、ぱあーっとMOMAを設計した谷口吉生設計のすばらしい建築が目に入ります。ダサさと美しさのコントラストを狙ったのか?
ゲルハルト・リヒターについてよく知りませんでしたがアートディーラーのK氏によるとずっとまえからモダンアートのドイツでの先駆者として非常に高い価格で売買されていたらしく、エリック・クラプトンが持っていたリヒターの絵を26億円で売ったというのもネットで見つけました。さまざまな手法を精力的に試みてきたアーティストですが、今回の作品はほとんどゲルハルト・リヒター財団つまり作家の元にある絵が来たようです。ですからゲルハルト・リヒターが認めるゲルハルト・リヒターの作品ということが言えるでしょう。
アートに浸る瞬間は極めてゴージャスな時間です。オンリーワンなアーティストが自分ひとりに語りかけてくれる気分が味わえるから。今回はヨーロッパでは当たり前ですが、日本の展覧会では珍しい撮影オッケーの展覧会でした。ゲルハルト・リヒター氏本人の意向だそうです。