科学的に問題のないALPS処理水放出にいわれなき抗議を続ける中国は世界を危機におちいれたCOVID19が武漢から始まったことを忘れたかのようです。そのCOVID19のせいで、日本でもいろいろなものが壊れました。その中のひとつがエンターテイメント。わが街にあったブルーノート名古屋では素晴らしい音楽家たちの演奏にじかに味わえることをこころから楽しんでいましたが、閉館になってしまい、ポップス、ジャズなどの名古屋のライブシーンは火が消えたようとなってしまいました。

大ホール以外ほとんどミュージシャンが名古屋に来なくなり寂しい気持ちだったところ、3月ごろだったかビルボードライブ大阪にリビングストンテイラーがカーラ・ボノフと来るとの告知をウェブで見つけ、さっそく先行予約して楽しみにしていました。先週水曜日、梅田近くのビルボードライブ大阪のステージ前の席に座り、黒ビールを頼み、わくわくしながら午後5時半から始まる二人の登場を待ちました。

ステージに上ったリビングストンテイラーは抱えたテーラー社アコギが小さく見えるほどの大男でした。リビングストンがジェイムズテイラーにギターの弾き方を教えたという伝説もあるほどの腕達者です。一枚だけCDをもっていますが、肩の力を抜いた彼の音楽をひそかに大好きでした。歌ってくれたのはセサミストリートの挿入歌でもあった「パジャマ」やカーラボノフとのデュエットで兄ジェイムスの「スウィートキャロライナオンマイマインド」など。軽やかに弾く超絶技巧のアコギに加え素晴らしいクリアな歌声は、もう何時間でも聞きたいほど。

カーラ・ボノフは美しき71歳のアメリカン・ウーマン。リンダ・ロンシュタットが多くの曲を取り上げたおかげでヒット曲も多い彼女ですがTrouble Again、All my life、Isn’t it always Love、Someone to Laydown beside Me、The Water is Wideなどを持ち前の美声で楽しませていただきました。夢のような1時間30分でした。

Karla Bonoff & LIvingston Taylor という豪華すぎる組み合わせをビルボードライブ大阪で。
ライブ中は撮影ご法度なので始まる前にパチリ。
ステージのあとは梅田のおでん。