定休日の水は浜松の妻の実家のお世話に行っていることが多いです。除草剤散布、庭木の手入れなどいままで錦三丁目では経験したことがなかった仕事にちょっと新鮮です。
もう遠い日になってしまいました。わたしが30才の頃、画期的なキーボード「コルグM1」が新発売となりました。シンセサウンドはもちろん、プロも認める音質のドラム、ベース。オーケストラの音が出て、さらに「打ち込み」といわれるシーケンサー機能もついて、一台でバンドができるというすごい機械です。当時ポール・マッカトニーも使っていたそうです。これがたしか13万円位で手に入るので、さっそく買い求めました。好みの音色を選び、ドラムトラックやベーストラックを作りそれに合わせてギターを演奏したりして遊びました。キーボードが弾けるようになればとピアノも習いに行ったりしました。
でもやっているうちにいくら苦労して曲を完璧に打ち込んでトラックを創ったとしても、「カラオケ」とおんなじだなと気づいて、つまらなくなってあまり触らなくなってしまいました。やはり音楽は自分でアコースティック楽器を弾いて自分の声で歌うのが楽しいというあたりまえのことに気づいてしまったのです。
それから哀れな「コルグM1」は家の片隅の作り付けの机の下でひっそりと鎮座していました。内部の電池が切れて音源が失われていたので、直す方法もネットで見つかりましたが、なかなか煩雑そうなのでその気も失せました。浜松に有名な中古楽器の店があると聞き、妻の実家のお世話のついでに訪問して「コルグM1」のことを尋ねたら「コルグM1」は当時爆発的に売れて市場には結構存在するため高くはないけど買い取ると言われいろいろ考えて断捨離することとなりました。
やはり売るときとなったら30才の頃のことをいろいろ思い出され、ちょっとセンチな気分にもなりながら査定金額も決まり無事売却完了。寂しいけどスッキリした気分となり、再び声とギターの世界に戻ることになりました。


