昨日、東京飯田橋メトロポリタンエドモントホテルで開催された柴山登光先生の黄綬褒章受賞パーティに出席いたしました。多くのアパレル関係者のご参加されたなか、数少ないテーラーとして参加となりました。柴山先生とは当店が45年以上依頼している国内の縫製工場のモデリスタとしてずっとご活躍いただいてもうかれこれ30年近いお付き合いになります。柴山先生ご夫妻には久しぶりのお会いしたのですが、まったくお若くまだこれからも活躍していただけると確信しました。
イタリアや英国もなんどかご一緒したこともあり、本当に身近な存在ですが、スーツを扱うアパレル関係者にとって知らないひとはいません。パーティの主賓のおひとりとして日本のセレクトショップのトップ、ビームス遠藤恵二最高顧問がご挨拶。ビームス創業当時、設楽代表と遠藤さんがアメリカなどから面白い服や靴などを仕入れ、店に並べることから始まり、30年ほど前からメーカーとしてスーツ、ジャケットなどドレス関係を扱うこととなり、その縫製指導者としてずっと柴山先生にお世話になってきたと話されました。セレクトショップのスタッフはスーツのフォルムにうるさい人たちばかりですが、自分の理想のフォルムやディテールは分かっていても、それを実現するにはどういうパターンを作り、工場でどう縫うかを正確に分かる人は皆無です。型紙を設計するだけのパタンナーとの違いは型紙を作るだけではなくそれが目指すフォルムに縫製工場でどう縫うかの道筋が見えているひとの「尊称」がモデリスタとなります。50以上の縫製の工程のすべてを知り尽くし、目指すスーツの形のためには一つの工程をどう行うかを理解し指導するのです。
当日参加のアパレル関係者はセレクトショップの代表のほか、有名デパート、著名縫製メーカー、芯や糸、裏地などの副資材関係、そして今や世界最大のアパレルメーカーであるユニクロさんからも出席されていました。柴山先生主宰ものつくり塾での教え子だそうです。世界中のモデリスタのトップであるミケランジェロ賞を2度受賞されたり、洋服作りのメッカーであるイタリア・ナポリの縫製工場を指導されていることことからもわかりますが、柴山先生の洋服作りの考え方は世界に通用するということです。ですから柴山登光先生の黄綬褒章受賞は正直遅すぎるくらいで10年いや20年前受賞されてもいいくらいです。
当店のウェブサイトで当店のスーツは「世界標準」であると宣言していますが、ピッティイマジネウォモを長年通っているだけでなく、30年近く柴山先生にご指導いただいているからとなります。







