イタリアにむけて発った1月10日頃からしばらく日本もイタリアも暖かく、ローマなどは摂氏20度にならんとしていた。通りにはオレンジがたわわに実り、まさに春爛漫でコートを着ていると暑い、でも安全上コートは必要。そんな感じだったのにこのところ寒波の襲来でものすごく寒い。いつも素肌にシャツを着ているので、朝の着替えの時はことのほかつらく、シャツの下にユニクロのヒートテックのインナーを着たくなる。でもここでインナーを着たら洋服屋として負けだとつぶやきながら身づくろいをしていたら、娘にそこまでストイックにしなくていいのにと笑われた。
さてピッティ・ウォモの話に戻ります。
メンズのリアル・クローズ展示会ピッティ・イマジネ・ウォモの一番のメイン会場はどちらかと言えば、スーツ、ジャケット、コート、パンツ、シャツなどクラシカルな装いのパーツが主体。そしてブースの中の雰囲気もあくまでバイヤー対メーカーのビジネスがさかんにおこなわれる仕事中心である。それに対してメイン会場以外のパビリオンはカジュアルで、ざっくり言えばとても元気で活気のある展示といえる。パフォーマンスもありちょいとシャレの効いた展示もあり、見ていて楽しくなる。
今日のブログはピッティ・ウオモのカジュアルゾーンで見かけたパフォーマンスなどの楽しい様子とすてきなジャケパンスタイルの男女を紹介します。
ハットにモコモコのジャケットがなんだか楽しい。
ニットっぽいジャケットにダメージデニム。ゆるめたネクタイのヌケ感がいい。
ミニ丈のジャケットにデニムですがジレも着て巻物も巻くとエレガントさすら感じます。
昔からヨーロッパで見るこの緑色のコートですが着こなし次第でこんなスタイリッシュになるんです。細身の2インタックパンツを短めに。
なんだかスーパーマリオに似ていませんか?
年齢を超えたシャレ心がなんだかいいじゃありませんか。
端正なお顔立ちにグレージュのジャケットがお似合いです。グレーのパンツとのコーデもひときわ上品。
赤のウィンドペンジャケットを着るジェントルマン。パンツ丈決して長くないのに注目です。
アウターのようですがよく見ると花がらのテーラードジャケット。ピッティらしい着こなしかも。靴はコンバース。
ロイヤルブルーのハットに真っ赤なコートなんざあケレン味たっぷりです。
この日のリーノさんはサックスのウィンドペンにサックスのダブルブレストジャケット。
チェックオンチェックですがぜんぜん違和感を感じません。カジュアルな装いなのにポケットチーフをするとぐっとまとまります。このあたりはぜひ真似してみてはいかがでしょうか。
ブース前で。メキシコ民謡になごむ。
カジュアルゾーン内のディスプレイ。ゴッホは青の時代、僕はロイヤルブルーの時代。
カジュアルゾーン内のディスプレイ。貴婦人でもイケメンのB地区にはなんだか触りたくなりますわ。
カジュアルゾーン内のディスプレイ。神はわれにスマホを与えたもうた。みけらんじぇろ。
おお、ブラザー!
こういうジレの止め方って新しいんじゃねーの?
上はカモフラージュ、下の方は無地のコートにご注目。
カゼンティーノ、今年も会場で多くの方がお召しでした。
カジュアルゾーン内のパフォーマンス。下の方ずっとクリスタルのボールを頭に載せて。
ハットから靴までうっとり眺めてしまうような夢見るコーデです。
今回は目が会場の前にずらりならんでいます。