9月中は休みはずっと雨模様でどこへも行けず。10月になったらどこかへ行きたいと思っていた。今日は一日空いたので、ひとりぼっちで朝早く高速道路に乗って長野方面へ。昨年も行った駒ケ岳を目指す。バスとロープウェイを乗り継いで千畳敷カールに着いたのが9時50分。気温は摂氏6度、山は秋を通り越して冬だった。リュックに入れたダウンジャケットをアウターの下に着こみ登山開始。一番キツいロープウェイ駅から乗越浄土までだったが快調に40分で登り切ったのは昨年一度登った経験があったから。まず昨年行かなかった宝剣岳を目指す。乗越浄土から宝剣岳はすぐ目の前。でも突き出た岩に登山者がそれこそへばりついているのを見ればひとりで登るのはちょっと腰が引ける。だからといって後には退けないので上を目指す。右は切り立った岩の絶壁ですぐ岩が目の前に現れる。そこを鎖を伝って登っていく。ロッククライミングやってるんだという気になりテンションは上がる。岩を這いつくばって進むと案外早く頂上に着く。頂上は剣呑な切り立った岩でまったり休む場所はない。すぐ下山し駒ケ岳を目指す。昨年登った中岳を登ってから下ってまた駒ヶ岳頂上。頂上に登ると木曽御岳が目の前に現れて、以前ラウンドした木曽駒高原ゴルフコースが眼下に小さく見える。ゴルフも楽しいが山登りも楽しい。百名山を制覇するなど野望は毛頭ないが、素晴らしい眺めに日頃のストレスが吹っ飛ぶ登山はこれからの人生のいい趣味になりそうだ。駒ケ岳頂上から帰り、基本ルートは元の中岳経由の道を戻るのだがそれでは芸もない。難所あり危険の看板があった中岳を登らず横から歩く道を選ぶ。ただあまり危険だと怖いので山小屋で難易度を聞けば今の季節なら宝剣岳より安全だとの情報を得る。勇気をもってその道を行くとやはり難所というだけあって崖の花崗岩に這いつくばる箇所がある。でもそれはそれで面白い道でけっこう近道でもあったのがちょっとうれしかった。二度目というのにバラエティあふれる山行きとなった。乗越浄土を右に行って尾根道をあるいてもみた。右も左も絶壁だが両方の眺望がたのしめる尾根道はNHKのグレートトラバースを見てちょいと憧れていた。いつか3日くらい休みをとって山に登って尾根伝いに縦走などもできたらいいな。
宝剣岳頂上まではこんな鎖を伝っていく。
もうすぐ頂上
やったぜ宝剣岳登頂。
駒ケ岳頂上
駒ケ岳頂上にて、眼下に見えるは木曽駒高原ゴルフコース
帰り道は巻き道(危険)を選ぶ。
巻き道の右は千尋の谷。
こんな道。でもスリルが楽し。
乗越浄土から右はこんな尾根道。