今日はナディアパーク名古屋青少年文化センター アートピアホールで矢野顕子&ティン・パン・アレイのライブ。一昨年Zepp名古屋以来となる。そのライブは二枚組CD化されて買ったので同じライブかと思っていた。それがそれがほとんど一曲もかぶらないほど違うライブだった。そのあたりは矢野顕子の真骨頂かも。

 

矢野顕子の名作として「好きなもの」がオープニングで2曲ソロの後、細野晴臣、林立夫、鈴木茂のティンパンアレイ登場。矢野顕子デビューアルバムジャパニーズガールの最初の曲「丘を越えて」でいっきにタイムスリップしたのは高校一年の頃1976年。FM愛知、小室等の音楽夜話で矢野顕子のインタビューとともにこの曲を聴いたが、不思議なシンコペーションを使う凄い人がいるもんだと驚愕したのを鮮やかに覚えている。それ以来彼女のライブは8回ほど行ったことになる。ティンパンと一緒歌ったのは以下の曲、まるではっぴいえんど名曲集だった。亡くなった大滝詠一のパートは鈴木茂が歌う。

 

暗闇坂ももんが変化(はっぴいえんど)

東京ハーバーライト、(鈴木茂、ラグーン所収)

香港ブルース(細野晴臣、泰安洋行所収)
十二月の雨の日(はっぴいえんど)

100ワットの恋人(鈴木茂、バンドワゴン所収)

休憩を挟んで

ハバナムーン(チャック・ベリー)

ほうろう(小坂忠 ほうろう所収)

抱きしめたい(はっぴいえんど)

ルーチューガンボ(細野晴臣、泰安洋行所収)

ろっかばいまいべいびい(細野晴臣、HOSONO HOUSE 所収) 

などなどぼくが大好きな曲ばかりでほとんど空で歌える曲。となりの若い人に迷惑がかかるので歌わなかったけど、本当は大きな声で歌いたかった。

矢野顕子がはっぴいえんどを連れてぼくの街にぼくだけのために歌ってくれた。わたしの中ではそんなことを夢想するような夢ごこちなライブでした。

矢野顕子で一番好きなアルバム「スーパーフォークソング続編」も新曲で歌ってくれました。ライブはやはりうたかたの出会い。写真も録音も禁止でいいじゃないですか。闇に始まり闇に終わる。思い出だけに残ればいい。サンデーフォークさん、良いライブありがとうございます。

 


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