昨日の夜、息子を連れて弟がやっている青海波に行った。カウンターに座ると見知らぬ人が隣に座り、僕の方を笑顔で見ている。誰かなとピントを合わせるとその方じつは長くお会いしていなかった大恩人。その方はかって当家の2階にテナントで入っていたフレンチレストランのグランシェフ。いまでこそフレンチもポピュラーになったがその頃はフレンチを食べることもワインを飲むことも一般的でなかった時代、そのレストランは名古屋のヌーベル・キュイジーヌのさきがけでファンも多かったが16年前惜しまれながら閉店した。2階にあったので時に一階の洋服屋だった当店にふらりと立ち寄られるかたもあった。当時フレンチレストランにに集うお客様はやはり格の高い方ばかり。そんなお客様とご縁ができてすこしずづお客様が増えて来て洋服屋として喰っていけるようになった。もしそのレストランが当家になかったらいまの私はきっと存在していなかっただろう。グランシェフは今も元気に活躍されていてご子息も立派に育て上げたお話もうががった。グランシェフは37年前に初めて会った時とまったくかわらないナイスガイ、そんな姿を目の当たりにして本当に嬉しかった。人として生まれて人として57年生きてきて本当に良かったなあと思えた瞬間だったかもしれない。
さんざ青海波で飲んでからはしごで弟を連れて壺中天のワインバー、ラ・フェットへ
ジュヴェレイ・シャンベルタンで親子と弟でベロベロ。