ソラーロという服地がある。sole=太陽の意味かナポリの山から名前がついたと想像するが本当のところはよくわからない。ヨーロッパでは「サンクロス」とも「サマーグリーン」とも言われ、案外厚みはあるが夏に着る服地とされている。コットンソラーロとウールソラーロがあるが表がベージュ、裏が赤の綾織りで作られ表面は玉虫のような表情が特徴。夏にヨーロッパ、特にイタリアの街ではソラーロのジャケットかスーツを着た男達を見ることがある。日本ではけっして飛ぶように売れる服地ではないが雰囲気のある素材なので、素材マニアな当店としては何種類かコレクションしてみた。今回写真を撮ってみて分ったが光に当たると微妙なゆらぎを感じる色で色の再現が難しい。ご興味のあるかたは当店でご確認ください。
ロロピアーナ社 スーパー130ウール100%ソラーロ「summer green」完売。 ジャケットオーダー価格65000円(税込)
イタリア製ロロピアーナ社 コットン100%ソラーロヘリンボン 在庫有り20013/5/17 ジャケットオーダー価格58000円(税込)スーツオーダー価格79800円(税込)
イタリア製カルネ社 コットン100%ソラーロヘリンボン 完売 ジャケットオーダー価格58000円(税込)
ロロピアーナ社コットンウールシルク「トリロジー」ミニへリンボン 在庫スーツ一着分 スーツオーダー価格79800円(税込)裏が赤ではないので厳密に言うとソラーロではないがソラーロに極めて近いテイストの素材と言える。
ロロピアーナ社トラベルプロ これもソラーロではないが十分ソラーロテイスト。ざっくりしたニュージーランド産ウールをハイツイスト糸にしてタテヨコの糸に濃淡をつけ平織りにした素材。通気性もいいため涼しいジャケットになる。在庫ジャケット2着分オーダージャケット58000円(税込)
夏にソラーロはけっして涼しそうではないがまちがいなくかっこいい
夏のソラーロに成熟した男を感じるのはわたしだけだろうか。