ピッティウォモにはイタリアを中心にヨーロッパ、アメリカ、日本などから何百というメンズモードがブースを出店している。スーツ、ジャケット、シャツ、ネクタイなどのクラシックな部門とカジュアルファションの部門が混在している。両方の世界はお互い尊敬しあっているがやはり違うものを目指している。カジュアルは強い自己表現と新しい切り口を求め続けているのに対してクラシックな世界ははあくまで穏やかで高い品質感と完成度の高さが求められいる。たとえば絵画芸術においてはやはり新しい表現方法を作り出した人が一番尊敬される。どんなに素晴らしい絵でも昔からの表現方法ではいまは誰も振り向かない。ウチェッロ、マザッチョ、ダビンチ、ミケランジェロ、カラバッジョなど新しい表現方法を切り開いた人の絵が価値があるとされるのは現代のカジュアルファションに似ている。それに対してクラシック音楽はやる楽曲は同じでもその熟練度、表現力、優雅さを競う点ではスーツ・ジャケットファッションの世界に似ているかもしれない。
それではまず会場内をスナップで紹介。(クリックで画像が拡大します。)
フィレンツェサンタマリアノベラ駅の北にあるバッソ要塞の門をくぐるとまることラッピングしてある建物が目につく。
メイン会場には沢山の案山子の群れ。どうやら案山子一体一体モードブランドがコーディネートした服を着ている。
会場内はフリーでWi-Fiが使える。
ことしのテーマはWONDERFOODS PITTI
デニムをカーテンにしてある素敵な飾り付けのブース。
ブースの外にソファを出して商談。地中海性気候なので日陰なら猛暑のフィレンツェでもなんとか過ごせる。ヨーロッパの人は外に椅子を出すのが大好き。
フィレンツェは35度を超す暑さ。会場内には暑さをしのぐフルーツジュースの屋台が。
あるブースでは美女がスプマンテを振る舞う。イタリア人男性は群がるがなかなかぼくも一杯所望と言いにくいものだ。
ピレリのブース前でミネラルウォーターを振る舞う美女
冷たいものを飲ませる屋台のなかでここはカクテル系の屋台。
そこで昼間から旬なカクテル「フローズンモヒート」を。ナッツ系の味もする新しい感覚のモヒート。さすがピッティは飲み物もおしゃれ。
ピッティウォモでお会いした人たち
エルメネジルドゼニア服地部フランコ社長マウロ部長に会場内でばったり。お声をかけていただいた。
ロロピアーナ社のアレッサンドラさんステファノ氏にもお会いした。
日本を代表するモデリスタ柴山登光先生も毎年夏冬に来場。