光悦寺に行ったあと谷を歩いて下り、人里にもどる。
四条烏丸で昼ご飯を食べ、ネットの紅葉情報を見たら「見頃」とあった昨年暮れスギハラ、ノダと行った泉涌寺に地下鉄をのりついで向かう。泉涌寺は御寺といわれ皇室のお寺としても名高い。 入り口から坂を下ると浴室、仏殿、仏舎利殿があり奥に皇室の陵墓である月輪陵(つきのわみさぎ)がある。皇族の方々がこの寺にいらっしゃるときにお過ごしになる「御座所」がありその庭の紅葉がまさに見頃で見事のひとこと。時をわすれ庭にたたずむ。
御座所のお庭の紅葉
それから東福寺、天下の紅葉の名所である望天橋にどうしても行ってみたかった。さすがに人が多く外国からの観光客もおおい。境内にある渓谷には臥雲橋、通天橋、堰月橋と3つの橋が掛かりカエデの群生がまるで海のようだ。しかし東福寺の境内の大伽藍はほんとうにすばらしい。まさに禅ワールドのバロック、劇場空間である。 神社仏閣教会が好きでよく訪ねて行くがそのなかでもこれだけの偉容の境内はなかなかあるものではない。建物や庭から統一した美意識も感じる。
東福寺をでてから電車でシャバ、四条祇園にもどりおみやげに錦小路で柴漬けと四条烏丸のパン屋さん、SIZUYAのカルネと食パンを買って家路についた。
紅葉に浮かぶ通天橋
東福寺の楓
通天橋から下流にある臥雲橋をながめる。
開山堂
開山堂前の市松模様の砂州
すばらしい禅建築の開山堂
方丈の庭のにわか雨、それも美しい。