スーツやジャケットを着こなしたいという若いお客様が多くご来店されます。
服地選びで洋服の7割決まると言われるほど服地選びは重要です。服地が決まったらその次はサイジングでしょう。体にフィットした装いこそオーダースーツの最大のメリットです。肩幅は小さいが下半身は大きいなど既製品では上と下のバランスに悩んでいた方もオーダーではすべて解決します。袖丈は袖口からシャツが5mmから1cmほど見えるようにするととてもおしゃれですし上着の長さも重要です。そのなかで最重要ポイントはパンツの長さかもしれません。パンツの長さでスーツ、ジャケット&パンツの印象はすごく変わってきます。
面白い画像を撮ってみました。
右からマエストロ西村は一番短い、パンツの前にたるみ(ブレイク)が全く無い「ノーブレイク」。カジュアルで今っぽく、活動的な感じですね。
真ん中の店主は前にすこしたるみのある「ハーフブレイク」靴に軽く乗ることで靴が美しく見えるという効果がありクラシックな印象です。なかなかちょうどで決めるのは難しいですが、試行錯誤でいい長さを見つけるのも楽しみです。
左の妻は太めのパンツにまえにしっかりたるみをもたせて「フルブレイク」。以前ビジネススーツはみんなこんな感じでした。コンサバティブ(保守的)ですが今となってはちょっと重く感じるかもしれません。妻はこれはヒールを履くためこの長さにいたしました。
このようにパンツの設定はすごく印象は変わるのがわかるはずです。オーダーの際、お店のひとにおまかせではなく、どんな感じにしたいのか相談して決めることをおすすめします。
パンツの長さ画像1 左から妻フルブレイク、中私ハーフブレイク 右西村ノーブレイク
パンツの長さ画像2 左から妻フルブレイク、中私ハーフブレイク 右西村ノーブレイク