あけましておめでとうございます。本日1月5日より令和二年のオーダーサロンタナカ営業をはじめます。本年も当店をなにとぞよろしくお願い申し上げます。
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令和二年もよろしくお願い申し上げます。

ありがたいことに、オーダー初めてなんですがとおっしゃる若いお客さんに多くご来店いただいています。初めてのオーダースーツを仕立てるのに当店をお選びいただき光栄だと感じております。
スーツには取り扱い説明書が付属していないため、スーツが仕立て上がって納品の際には着こなしや、ケアの仕方もなるべくお伝えするようにしています。ケアの第一歩は着用後スーツ上着をハンガーにかけることです。ハンガーにかけることで洋服は自重により下にさがり、天然の形状記憶繊維ともいわれるウールは空気中の水分をウロコ状のスケール(髪のキューティクルに似ています。)から吸い、元ある姿に時間をかけて戻ろうとします。そうしてハンガーに掛けておくことで次着るときは自然にしわが取れています。
せっかく仕立てたスーツが着る時にしわしわではテンションも下がります。次着るときパリッとしたスーツを着るのためこのようになるべく厚いハンガーに掛けておきましょう。パンツはそのハンガーに掛けてもいいですし、パンツハンガーやタンスを利用して引き出しに挟んだりすると早くしわは伸びます。着るたびにクリーニングに出す必要は全くありません。ドライクリーニングでは溶剤を使うため、回を重ねると次第にウールの内部の油脂分が抜け、艶がなくなりパサッとした印象になっていきます。汗をかかない秋冬スーツ、ジャケットなら夏が来てクローゼットに片付けるまえに一度クリーニングに出すだけでいいとOKです。着用後のハンガー掛けとブラッシングで、シーズン中はクリーニングは控えめにしましょう。
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オーダーサロンタナカでは出来上がった一着ごとに洋服の型崩れすることがないよう、肩の部分が厚い画像上のハンガーをおつけしております。ご要望がありましたら運ぶのに便利な画像下の細いハンガーも用意しておりますが、家での保管は上の厚いハンガーのほうがベターです。