先週のお休みは娘もしばしの帰省。一日雨の予定が朝パラッと降っただけですぐ晴れてきたのでドライブに奈良へ。東名阪、山添インターから下りて奈良公園までは山道のドライブ。
こんな状況なので観光客は少なく、いつもは大勢の人で賑わう興福寺の国宝館も客もすくなくゆっくり阿修羅に対峙。興福寺の国宝館は仏像好きには聖地だ。乾漆と言う当時大陸伝来の高等技術を使った阿修羅などの国宝の仏像は50kg程度と軽いから何度か堂宇が大火になっても運び出すことができて、今もその姿を残すことができたそうだ。その後やることもなくぶらぶらと、ならまち、若草山、二月堂、三月堂を散歩。仏像を見に三月堂に入ったら、ここに日光菩薩、月光菩薩が鎮座ましましたはずだったが記憶違いだったかと受付の方に聞くと、今は大仏殿前東大寺ミュージアムに変わったという。事情はあるとおもうが両菩薩の安住の地はやはり三月堂の中ではないかという気もする。つらつら坂を下り、大仏殿前で大仏殿の前を通って南大門をくぐる。南大門、小学校の修学旅行でこの門をはじめてくぐったときの衝撃が蘇る。空に向かうようなほかでは見たことのない建築の脇に、力感の塊でもある運慶・快慶の金剛力士像が屹立する。こんな偉大な存在を作るなんて人間ってすごいものだ。またここは奥まった場所でなく道すがらにあるところがなんか迫力を増す。ローマのパンテオンもそうだった。視界すべてこの建築物で満たされる感覚。偉大なものに触れるのも休日の楽しみ。
視界がすべて南大門に
なんなんだこの力感 南大門 金剛力士像
このごっつさが好きだ。 南大門 金剛力士像
たまには2人でパチリ
パンテオン2000年前にこんなのを作ったローマ人って。
パンテオン、中もすごい。入場無料ってのもすごい。南大門も入場無料。
パンテオン、柱も無いのに地震国イタリアにずっと存在するこの巨大ドーム。