ピッティウォモに行くなら

来年1月に行われる予定のピッティイマジネウォモは2月に延期ですが、今のコロナの状況なら開催は難しいと思います。もし開催されても日本からは行くアパレル関係者は皆無だと思われます。いつもは10月初旬に航空券を買い、11月にはホテルを予約し、ピッティイマジネウォモの入場券をウェブサイトで手配します。今頃特急電車の予約も完了しているはず。そして旅支度の準備としてどんな服を着ていくか決めている頃です。もし来年1月ピッティイマジネウォモが開催されるなら、きっとこんな服をきて行くはずだったと思います。また来年夏いや再来年1月でしょうか、フィレンツェ、ピッティイマジネウォモに行ける日はまたきっと来ると確信しています。そのときにこの服は取っておきましょうか。

新しい毛芯の構造の試作をしたジャケットです。ピアチェンツァのベビーキャメル素材「DUNE」使用。

マフラーのいわゆるピッティ巻きをもう一度解説します。

今年1月フィレンツェ、ピッティイマジネウォモで見かけた本物の「ピッティ巻」。

イタリア男は巻物が大好き。ミラノやピッティイマジネウォモ会場で見られるマフラーの巻き方はいま日本でもおしゃれ感度の高い方なら知っています。ピッティ巻ともミラノ巻とも言われている巻き方を私自身のやり方コツも合わせてもう一度おさらいのつもりで説明しましょう。

1.まず片方を短くします。これは出来上がってもこの長さです。だいたいこのくらい。

2.長い方をぐるっと首の後ろに回してください。このとき私の手に注目。下に垂れたマフラーと後ろに回したマフラーでできた空間に手を差し込んでいます。

3.下に垂れた短い方のマフラーと後ろに回したマフラーの間にできた空間から手を差し込み、後ろに回したマフラーをつかんで穴のほうに引張ります。

4.このように掴んで横にひっぱります。

手で穴から先をひっぱり出すだけで出来上がり。一度覚えれば、鏡も見ずにすぐできる方法です。

6.最後に結び目を中央にして、てきとうに長さを調整すればできあがり。何回か練習すればすぐできます。