今日1月8日は成人式。あいにく日本中、寒い雨の日となりました。当家の娘もことし成人式で、わたしも朝から美容院、成人式会場と運転手役をおおせつかり、大切な着物が濡れてはいけないとひと苦労でした。
昨年9月頃からか成人式に着るスーツをオーダーしたいとイケメンの若者が30人以上来店いただきました。今回ほど若者が成人式にかける熱気を感じたことはありませんでした。 そんな若者にオーダースーツ店主にアドバイスはないだろうかと考えてみました。スーツの着こなしにはたしかにいろいろルールはあるがその全てを語っても多すぎて忘れ去られても無意味です。だから2ポイントだけを選びました。
1.スーツの上着の前のボタン、掛けるのはひとつだけ。
きまじめな若者はここぞという席にでると前のボタン全部かけなければいけないという気になるのか2つボタンの場合2つとも掛けて着ているのをよく見ます。でもそれはまちがい。2ボタンでも3ボタンどちらでもウエストラインにあるボタンひとつだけかけてください。長いスーツ人生、そのルールだけはお守りくださいませ。
前のボタンをこのように2つ掛けるのは間違い。
成人式当日の今朝、ひとりの新成人に着こなしをアドバイスいたしました。
2.スーツを着たあとは必ずハンガーにかける。
スーツを着たあとは必ずハンガーにかけましょう。スーツはウールでできています。ウールには自然な復元力が備わっています。着た直後はしわが目立つスーツもハンガーにかけて保管すると1週間ほどで元の落ち着いたフォルムに戻ります。
栄の街も新成人へお祝いムード。