先の日曜日の朝、日本経済新聞の日曜版を読んでいたら、フランスの現大統領、若きヨーロッパのリーダー、マクロン氏のスーツを仕立てるフランス・パリの洋服店「ジョナス&カンパニー」の記事「マクロンブルー 賢さと品の良さと」が掲載されていた。何気なく読んでいたらその店と当店のいくつかの類似点があったのでちょっとびっくりした。記事をよみながらその類似点をピックアップしていくと

類似点その1 カノニコで6万円という価格

記事ではマクロン氏のスーツは450ユーロ(日本円で6万円)とある。「ジョナス&カンパニー」はヴィターレ・バルベリス・カノニコの服地などの高級素材だけを使うそう。するとまさに当店のスペシャルプライス59800円とと全く同じではないか。
類似点その2 パリのロケーション
「ジョナス&カンパニー」はパリでもシャンゼリゼ通りなど繁華街ではないが、パリ中心部、金融街にほど近いサンチエ地区、布地や服飾の卸業者が集まる地区の一角にあるそう。名古屋の金融街伏見、栄に近く卸業者が集まる長者町に近い錦三にある当店とおなじロケーション。
類似点その3 家族2人経営
当店は妻と二人で切り盛りしているが「ジョナス&カンパニー」 も父ジャン・クロードと息子ローランの二人で経営している。
類似点その4 お客さまを選ばない。
「ジョナス&カンパニー」は大臣であろうと左官職人であろうとお客さまの要望に対応するとある。今は経営者専門テーラー、エクゼクティブ専門テーラーと看板をかかげるテーラーもある中、われわれは経営者であろうとサラリーマンだろうと職人さんだろうと学生さんだろうとどんなお客さまでもわけへだてなく販売している。

「ジョナス&カンパニー」はマクロン大統領就任以来大勢のお客が押し寄せ毎月1000着をくだらないオーダーが続くそう。オシャレの街パリにあり、歴史も有り、当店とはケタ違いの数量をこなす名店と一緒にはならないとも思う。ただ、いい素材を確かな目で選び、名店ぶって高い価格を付けずお求めやすい価格で販売することはパリ、名古屋と場所は違えど全く同じ。そしていいオーダースーツをリーズナブルな価格で販売する方法論は共通していると感じた。ご興味がある方は日本経済新聞日曜版2018年1月21日(日)をご覧くださいませ。
 
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 日本経済新聞日曜版2018年1月21日(日)
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店構えも近いかも。「ジョナス&カンパニー」さんに入ったことはないが。