ジャケット&パンツスタイルに注目が集まっている。ジャケットのサイズにもショート丈と軽いタイト感が求められて来ている。
そんなジャケットをお互い引き立て合うのはパンツでありこちらも細めで丈も短めになって来ている。パンツを短くすると足が短く見えるとかっては思われていたがどうもそうではないらしい。長めのパンツはたるみつまりブレイクが靴のところで溜まる。それがあまり美しく見えないのだ。ブレイクをすこし少なめにするためパンツもやや短めにするのが今のスタイル。 パンツはデニムで合わせることも一般的になって来たがビジネスやすこしエレガントに着こなそうとおもうならノータックパンツ。色についてはビビッドなカラードパンツも楽しいがなんと言っても一番使いやすいのはライトグレーのパンツ。上着との色が差が大きいととてもおシャレに見える。以前はミディアムグレーが人気だったがどうしても落ち着きすぎてしまう。

ライトグレーパンツを選ぶときに注目していただきたいのがライトグレーの色調。グレーは白と黒のミックスなので無彩色とおもわれがちだがライトグレーにはブルー系だったりブラウン系だったりパープル系だったりほんの少しの色の傾向がありそれがとても重要なのだ。やはりブルー系だと温度がひんやり冷たく見えるがその無機質性がジャケットに合わせにくい。ほんのすこし暖色を感じるようブラウンを混ぜるとジャケットとパンツが仲良くなる。
今回パンツ用にほんの少しブラウン系のライトグレーを選んでみた。ちょうどグレーにほんの少しだけカフェオレ色を差した色でパンツに仕立て上げるとジャケットやシャツにとても合わせやすい。素材もシンプルなウール100%トロピカルで日本製の御幸毛織製で物性管理がしっかりしているため夏の高温多湿の中でも破れにくい。

御幸毛織 すこしブラウン系のライトグレー オーダーパンツ21000円(税込)
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ライトグレーを2種類比較してみた。今回提案したのは下の素材。青っぽい上の素材に比べ暖かい色調だということが分るはず。この微妙な違いがパンツの出来上がりに影響する。