昨日水曜休みで妻と二人でお江戸に出かけた。復元なった東京駅に着いて、美しい煉瓦の駅舎をみながら丸の内ブリックスクエアの三菱一号館美術館で開催のシャルダン展に行く。静寂の巨匠というキャッチフレーズ通り、淡々とした油絵の風情がなかなか良く、また数も多く充実していてゆっくり時間をかけて堪能できた。本来は対になって一部屋の左右に掛けれていた絵が別々に売却されてバラバラになって長い年月をへてこの展覧会で再び一緒になったというものがあり感銘を受けた。
その後、ル・テアトル銀座でニールサイモンの芝居「ルーマーズ」 をやっている事が分かり当日券を買おうとならぶ。買えるかどうか心配だったが無事、そして意外にも良い席を入手することができた。大学生の時、友人の母上に渋谷のパルコ劇場でやっていた石立鉄男と杉浦直樹のニールサイモンの芝居「おかしなふたり」に連れて行っていただいたことがある。すばらしくおもしろい芝居でニールサイモンのことが好きになってしまった。そんなことを席に座って思い出していたら舞台開演。これは黒柳徹子さんがライフワークとして紹介している海外コメディ・シリーズの第26弾。4組のカップルががひとつの館の中でどたばたコメディをくりひろげる。もう高齢の徹子さんだがそのサービス精神には驚かされ、バカ笑いをして気分爽快となった。
シャルダン展が開催されていた丸の内 三菱一号館美術館
ル・テアトル銀座にてルーマーズのポスター
おおいに笑ってノドがからからになったので伝説的なビールのつぎ方で知られる新橋ビアライゼ98に生ビールを飲みに。フワリとした泡と適温の生ビールをカウンターでいただく。ずっと以前から使われているサーバーから店主の熟練の技でつがれるビールは文句無しに旨い。さっと一杯飲んでいい気分になって新橋から銀座に戻る。
取引先のスタッフのひとりが定年で退社されることになり銀座 和食 舞桜で送別会をすることになりわたしも参加することとなった。ずっとお世話になっていた方だし、わたしと同様お酒をたしなまれ在任中はよく仕事が終わった後いっしょに飲んだ。第二の人生に幸多かれとごちそうを食べて杯を重ねた。
妻は別に東京で働く息子と夕食をとっていた。送別会がお開きとなり携帯で連絡をとるとまだ神田にいるという。銀座からタクシーを飛ばして妻と息子と合流する。目についた店に飛び込み、少しの間だったが息子から近況を聞く事もできた。まだ就職して一年目だが話し方が大人っぽくなってきた気がした。短い時間だったが充実した「銀ブラ」を楽しんだ。
伝統的なビール冷やし器から名人芸でつがれるビアライゼ98のビール
ビールといただいた手作りのポテトコロッケ
銀座 和食 舞桜にてオマール
料理長みずから松茸をやいていただく。銀座 和食 舞桜