オーダーサロンタナカのお客様の皆様。今日、日曜日は早じまいしてもうしわけありませんでした。妻と愛知県体育館で行なわれた「ノラジョーンズ」のライブに行ってまいりました。

ノラジョーンズを初めて聞いたのはたぶん2004年、ミラノのセレクトショップ「10コルソコモ」の2階のCDショップ。流れていたのが彼女のファーストアルバム「COME AWAY WITH ME」だった。さっそく買ってよく聞いていた。

ノラジョーンズのライブにさきがけてカントリーの凄腕ギタリスト、ジム カンビロンゴが前座で演奏。ウッドベースとドラムスを率いてのテレキャスターのプレイは初めて聞いたのだがとても魅力的だった。

出来ればノラジョーンズは小さいホールで聞きたかったが残念ながらオオバコの愛知県体育館。でもさすがの人気で満席、おしゃれな彼女の音楽にふさわしいおしゃれな人たちが沢山あつまっていて何人かの当店のお客様にもお会いした。今日の名古屋は今回の日本ツアーの初日、ノラとバンドもきっとテンションをあげて臨んでいただろう。バンドはドラム。ベース、キーボード、ギターの4人の少人数構成でノラは歌いながらピアノ、ウーリッツアーピアノ、ソリッドギター、アコースティックギターをひく。実物のノラのおすがたはわたしたちの年代なら知っているジョージハリスンの映画「バングラディシュ」の前半のシタール演奏で有名なラビ・シャンカールの娘ということでインド系の血を感じるキュートな美人。しかし彼女の歌う音楽は間違いなく正統派アメリカ音楽。音の悪さで有名な愛知県体育館と思えないほどシルキーなPAの音、ローテンポで奏でられるノラのスイートヴォイスがひたすら心地よい。ノラのCDは全部持っているのですべておなじみの曲をクリアに一生懸命歌い上げる姿は彼女のまじめさが伝わり、良いライブだった。アンコールも終わりあかりがついた会場を出て初冬の寒さの中、自転車で家路についた。 

今回のライブもこの映像のようにDON`T KNOW WHYはソロで。よかったよ。