先日ブログにも書いたPTAレクバレー会場には自転車で行った。最初快調に飛ばしていたがハンドルが締め込みが甘いのかゆるゆるに回ってしまう事が分った。ちょうど露橋スポーツセンターの近所に福井サイクルという自転車のプロショップがあったので見てもらう事にした。店員さんに見てもらったらすぐ直るという感じだったが意外と作業に時間がかかった。いろいろ調べているうちにフレームの一部フロントフォークの付け根がぱきっと一直線に割れていた事が判明、フレーム交換ということになった。

わたしの自転車は折りたたみ自転車としては名車と言われているBD1をプジョーブランドで出したもの。10年前、友人のスギハラが買ったのを見て欲しくなり、スギハラのと色違いを、もう閉店してない栄のヒマラヤで買った。でもまず買った日にパンク、それも2度もということで初期不良で直した。またすぐ主要部品が脱落してメーカーから部品が送られて来た。或る夜、走っていたら急に大転倒してアキレス腱近くを10針以上縫合することになった。原因はスポークがゆるんでいたことが後で分った。いまなら訴訟ものである。そのとき2週間後に英国旅行が控えていてあやうく中止になるところだった。ピカデリーサーカスからナショナルギャラリーまでそんな遠くない距離が傷ついた足にはとても辛かった覚えが有る。最大の原因は買ったのが自転車の専門店でなかったので自転車の組み立てが不十分だったのだろう。その後、福井サイクルでディレーラ、ブレーキすべてを小径車用のシマノカブレオというパーツに替えタイヤもステルビオという細いタイヤに替えた。それからは問題なく走っていたが、先日ズノウチューブさんでハンドルがゆるゆるになって直してもらったらまた今回フレーム亀裂である。ネットでしらべるとこの部分が割れる事はときどき発生しているらしいことも判明した。オールアルミの軽量車なのである時期強度の不足したものが出回ったかもしれないと推察している。この自転車は思い出もいっぱい有る。知多八十八カ所をひとりまわったり、新幹線で大阪まで行き神戸まで走ったり、近江八幡や余呉湖や石徹白にも出かけた。 もう捨ててしまおうとも思ったが気を取り直してフレームのフロントフォーク部を交換することにした。本当に世話が焼けるし、お金もかかるがやっぱり嫌いになれない悪女のような自転車なんだなあ。
直してもらったらとても安定性が高まり乗ったテイストがまったく変わっていた。こんどは良いキャラクターに更生してくれただろうか。まだ半信半疑なんだけど。

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フロントフォークが同じ色が無くクロムに変わってちょっと精悍になった。
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簡単に工具も使わずに折り畳みできるのが最大の魅力

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10年前知多八十八カ所を回った時。改造する前のオリジナルスタイル。