英国の「本物」の手織りツイード「BREANISH TWEED」入荷（9/20）

昨年入荷したスコットランドの本物の手織りツイード「BREANISH TWEED」が今年も入荷した。英国のツイードの柄というのは面白いもので案外バリエーションが少なく定番ばかりだ。ロンドン、ピカデリーサーカスにあるカントリーライフの装いを扱う名店「CORDINGS」に立ち寄るとメンズ、レディースのツイードのジャケットが並んでいるが、その柄はというと選択肢は多くないいくつかの定番柄となっている。先日ご紹介したスコットランドのツイードで仕立てたバッグ「LOVAT TWEED」の柄もその定番柄だった。英国のカントリーライフとは心底頑固に田舎暮らしに相応しい同じスタイルを守り続けるものなのかもしれない。今年も「BREANISH TWEED」はそんな数少ない定番の伝統柄から選んだものが入荷した。

 「BREANISH TWEED」とは

英国のOuter Hebrides諸島はグレートブリテン島の西北に位置する。ハリスツイードで有名だがアウターへブリディ諸島ルイス島では織物産業が衰退しているそうだ。 そんな状況をみてロンドン在住のあるテレビ放送局のディレクターがそのルイス島のまるで自転車のようなガチャガチャ動く手織り機械が何台かあるような小さな工場、どうもそこは島で最後の工場だったそうだがそこを買い取り、家族で島に移住して伝統的な手織りツイードの生産をはじめた。それが「BRENISH TWWEED」。シェトランドウールを使った10オンス織物。手織りであるという証明は「シングル幅」。足踏み式でガチャガチャ織る織り機では「シングル幅」しか織る事ができない。ハリスツイードが1mあたり450gくらいのウェイトに対して「BREANISH TWEED」は290g前後と軽い。昨年初めて当店に入荷したがセーターのようにしなやかなジャケットになりオーダーされた方からとても喜ばれている。