お客様のなかで覚えていらっしゃるかたもいるかもしれない。5〜6年前だったかパールのピンバッチのお話。当店のお客様で伊勢志摩の鵜方で真珠を扱っている方がいてその方が来店されたとき素敵なパールのついたピンバッチをラペルのフラワーホールにあしらわれていた。とても素敵だったので同じ物を頒けていただいて自分で楽しんでいたが他の方によくほめられたのでいくつか仕入れて当店で販売していたことがある。とてもキュートで美しい物だったので人気がありすぐ完売してしまったが、加工が難しくそれをつくる職人さんが見つからなくて追加する事はできなかった。わたしは初詣や娘の卒業式などまさに勝負バッチとしてずっと今でも大切に愛用している。華奢なようだが銀でしっかり裏打ちしてあるので壊れる事がなく使っている。先週その方にたまたま電話したらちかごろそのピンバッチを作る事のできる職人さんを見つけたとお話されたのでさっそくまた買い付け当店で販売することにした。あのときとまったく同じ仕様が嬉しい。店内で確かめてくださいませ。

白蝶貝を小さくハート型に削り、セントパトリックデイの四ツ葉のクローバのように4つならべ、銀の板で裏打ちしてあります。そして本アコヤ貝の8.0mmの真珠をペンダントとしてさげてあしらっています。
パールピンバッチ 一個13500円(税込)

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とても美しいおおぶりな8mm径パールをあしらったピンバッチ
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裏は銀でしっかり裏打ちしてあります。
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私自身6年前に買ったこのパールピンバッチを大事に使っています。
 

今日建国記念日の休み、まだゴルフシーズン前なので友人のシモちゃんとこのパールピンバッチのふるさとまでドライブで出かけた。いつも混む東名阪も幸いに渋滞も無く伊勢志摩まで高速で二時間、リアス式の海岸を走ったり海をながめたりして、ああこの海で真珠が育って行くんだなあ、まるでウフィッツイのビーナスの誕生のように貝の胎内から美しい真円の珠が生まれる様子をイメージしていたりした。高い展望台から青空のもと陽光に輝くリアス式の海岸を望んでいたらお腹がすいて来た。この時期はやはり牡蠣、鳥羽市街からほど近い浦村には牡蠣小屋がたくさんオープンしていた。そのなかでよさそうなところを選び、大振りの牡蠣を炭火で焼いていただいた。レモンとタバスコとウスターソースでいただくオイスターも良いが、浜で焼いてなんにも調味料もかけずに頂く味わいもまた格別。これもまた真珠と同じく海からの贈り物かもしれない。
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真珠をはぐくむ志摩のリアス式海岸はあくまでおだやか。
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志摩の海でそだった牡蠣を炭火で
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牡蠣焼きはなにもいうまい。なにもつけずに味わうがよろし。
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牡蠣を育てる浦村の海

帰りには鈴鹿インターで降りて椿大神社に立ち寄った。鈴鹿インターから鈴鹿山脈にそって四日市方面にすこし走るところにお茶畑がつづく場所がある。このあたりは伊勢茶で有名な水沢(すいざわ)という里で実はここが我が田中家のルーツである。椿大神社はわがルーツとほど近くでありながら不覚にもいままでいちども訪れたことがなかった。しもちゃんはご夫婦共々椿大神社への信仰も厚いため初めての参詣へ先導してもらった。椿大神社は猿田彦大神を祭る、三重県一の宮として多くの善男善女の信仰を集めている。猿田彦大神とは薬の神であり文化人類学によれば日本神話の中のトリックスターである。本殿に至る参道にも聖なる巨石や古墳とおもえる場所もおおく神聖な地点であるという事はまちがいなくわかる。本殿に参拝したあとはやはり精進落としというか、お食事である。この参道で有名な鶏ごはんをとてもおいしくいただいた。自宅にテイクアウトして冷めてから食べても美味だとの事もしもちゃんは教えてくれた。
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椿大神社本殿
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椿大神社名物 鶏ごはん。極めて旨し。