熊本地震のひどい様子がメディアで伝わってきている。ずっと続く規模の大きい余震は前代未聞で、熊本に住むひとびとの不安な気持ちを思うといてもたってもいられない気分。

名古屋近郊西枇杷島地区で被害が大きかった東海大水害の折、夫婦二人でボランティアに参加して朝から夕方まで泥まみれになりながら浸水してふやけて使い物にならなくなった家財道具を片付けた。水に浸かった仏壇をいくつもいくつも何人かで持ち上げてトラックの荷台に載せて捨てたことが忘れられない。とはいっても悲しきかな付け焼き刃のボランティア、慣れないので手際よく動けない。アマチュアのわたしたちでは足手まといになりかねないこともそのとき理解した。

現在は全く被害もない東海地方でのうのうと洋服屋を続けられることを思うともうしわけなくてしょうがない。だからせめてもの償いの代わりにとりいそぎどこかに義援金を送ることにした。赤十字なども考えたが直接自治体に送るのが一番ロスがないと考えた。そこで熊本県が開設した平成28年熊本地震義援金に十分な金額ではないが50万円振込みを済ませた。熊本県に住む人達に一日も早く安心できる日々が来るように祈念しながら。