成田からミラノまでアリタリアのミラノ行きで12時半。ホントの感想を隠さず言うと、「あっと言う間に」着く。

航空機の中で赤ワインをいただいたらアイマスクを使い耳栓をして映画も音楽も聞かず、途中の軽食もとらず、寝たり起きたりしてひたすら目を閉じている。暗闇で時間は溶け出し、あっと言う間にミラノ。
ミラノに着いたらサマータイムも相まっていつもの明るいヨーロッパの夏の夕方。気温も摂氏27度で過ごしやすい。ただ明日のミラノは雨。今週はあいにくの天気続きだそうだが構うことはない。この目で見たことをしっかり心に刻もう。そして当店の洋服に活かします。
夕食を定宿近くのいつもの飯屋でとりホテルに帰ると旅の疲れでばたんきゅー。目が覚めたらいつも2時30分。体内時計は正確に時を刻む。
iPhoneを起動しサラッとニュースを見てちょいと悲しい気持ちになる。日本のロックバンドRADWIMPSの野田さんがリリースした新曲「HINOMARU」の歌詞のことでTwitterで謝罪をしていた。彼は謝罪の中で戦争は嫌いで心から平和を願っていると言っていて立場はわたしと全く同じだ。東アジアの経済が盛んな大国ではネットでの検索ワードも制限されて、監視カメラで行動を把握され、言いたいことも言えないらしい。我が国は政権をどれだけ批判してもお咎めなしでむしろヒーローきどりののんきな国。思ったこと何歌ってもいいんです。野田さん謝罪なんかしなくてもいいんです。ロックは反体制でなければなんてそれこそ凝り固まった「体制」なんだけどね。
「HINOMARU」の冒頭の歌詞を無許可ながら一部抜粋。日本だけでなく諸国の国民は自国の国旗の前ではこう言う気持ちになります。野田さんあなたは間違っていません。

風にたなびくあの旗に 古(いにしえ)よりはためく旗に
意味もなく懐かしくなり こみ上げるこの気持ちはなに
胸に手をあて見上げれば 高鳴る血潮、誇り高く
この身体に流れゆくは 気高きこの御国の御霊

わたしは平和を心から愛し戦争は大嫌い。他国を侵略などもってのほか。ただその平和を維持して戦争を避けるため日本は自国を守るための努力はちゃんとすべきだと思う。軍備の放棄を謳った現在の日本国憲法ではことこのキナ臭い東アジアで大丈夫なのかと本気で心配している。だから真摯に自衛隊の存在を明記するべく憲法改正を説く安倍首相を支持している。このところずっといわゆる森加計問題である事ないことマスコミからの攻撃を受けている。わたしは何故安倍首相がこうやってマスコミから朝から晩まで攻撃されるのかその理由は、たぶん本気で憲法改正を目指す首相だからだとにらんでいる。

商売人は政治、宗教のことは話さずバカのふりをしているのが一番賢いらしい。だからこう言うことを書いてしまうわたしはバカなのだろう。
わたしは1978年名古屋東区の東海高校を卒業した。そこでは高校2年から頭のいい200人はA群、それ以下はB群と選別され私はまごうことなきB群。それなりの扱いを受けてきた。A群のトップクラスのインテリの多くは1970年代の空気を反映しているからだと思うが政権に常に批判的、憲法改正反対の「リベラル派」の方々。ある昔の友から、自民党支持者は絶交(今ごろこの言葉があるのか!)と言われ、その方達からバカの烙印を押されている。
でもわたしはそれでハッピー。バカと言われて結構。空気に流されず自分の意見をちゃんと言える洋服屋でこれからもあり続けますよ。
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泊まるホテルの近く。
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カプレーゼでまず一杯。ほとんど日本の冷奴と同じ位置関係。