「洋服屋、街を生きる」ブログ10周年を迎えました。

東日本大震災の年、2011年の6月、「洋服屋、街を生きる」オーダーサロンタナカブログはライブドアブログ上で始まりました。そしてこの2020年6月15日をもって10周年を迎えました。10年目を迎えたということは丸9年で1年365日で3285日を経過したということです。そのうちで2137日投稿しました。おおまかに割り算するとほぼ3日に2日投稿したということになります。まず病気も事故もせず10年目を迎えられたこと、神仏のご加護に感謝しています。

ブログのはじまりは。

ブログを始める以前はMIXIに無駄な文を書いていました。あるときお客様のKさんにタナカさんそんな無駄なことにチカラを入れるならお店のブログでも始めてみたらと言われたのがきっかけです。善は急げとその日のうちにネットでどのブログがいいかなと調べ、いくつかブログの中でライブドアのブログを選び、広告の無い有料プランではじめました。タイトル「洋服屋、街を生きる」はずっと街の中で暮らして生きてきた「シティボーイ」(死語?)を意識してこれにしようとお世話になったマッキントッシュユーザーグループ代表のUIROさんに相談したのを覚えています。その後ライブドアさんがLINEに吸収されたりして有料プランがなくなり、広告が付いてきそうだったのですがなんとか回避したことも。そしてことし念願であった自社サイト内にブログを一体化を実現いたしました。

ブログをすすめていただいたKさんと10周年記念日に

原稿用紙と万年筆の呪縛から逃れたことが長続きの理由

かつて文章は原稿用紙に万年筆で書くものでした。きれいな字で書かなければいけないし、インクは服についたら大変だし、一旦紙に書いたものの誤字脱字の訂正はめんどくさくおっくうでわたしにとってはそこに大きな障壁がありました。いまはテキストはすべてキーボードもしくはスマホ画面で打ち込み、モニタ上で編集します。下手な字でも苦にすることもなく、思いをすべてうちこんで、あとで誤字脱字や編集も簡単です。かくしてキーボード/モニターなら原稿用紙&万年筆の呪縛から逃れ、心が思ったぶんだけテキストがどんどん生まれることを発見しました。それがこのブログが長続きした真因だと思っています。洋服やおしゃれのことを日夜あたまで考え、それをテキストに置き換えるだけでブログは完成。わたしには難しいと思えませんでした。近頃は旅先でもiphoneでも書くこともいたします。

反応が楽しくて。

最初はただただ楽しくて書いていましたが、ひさしぶりに会う人に読んだよとか言われることがだんだん多くなってきました。初めてご来店いただいた方(男性)に、書いているのはあなたですか!と突然ハグされたという笑える思い出もあります。洋服屋でタナカさんのブログを読んでいない人はもぐりだとアパレル関係者から言われたことがありますがそれはたぶん言い過ぎでしょう。しかし春夏や秋冬シーズンはじめになるとアクセス数がだんたん高まってきてそれをみるとわたしのテンションも高まってきます。そんなこともありブログはやめられません。

10周年企画?

10周年はやはり記念すべきことだと思っています。だからといってはなんですが、なにか企画をと考えています。お楽しみにお待ちくださいませ。