ホントに有り難いことにお客様のご来店が多い毎日です。とはいえオフの時間はやすらぎたいもの。先の土曜日、お店の看板のあとすぐ、「トワ・エ・モワ」を聞きに近所の名古屋ブルーノートへ急いだ。一昨年の冬、聞いてとても良かったので母親も誘って。赤ワインをいただきながら開演を待っていると、白鳥、芥川のお二人が登場。白鳥さんの美しい声を引き立て包み込む芥川さんのバリトンボイスがまた心地いい。虹と雪のバラード、誰もいない海など超名曲、そして春の季節にふさわしい美しい日本の唱歌がじんわりこころに沁みる。

菜の花ばたけに、入日薄れ、
見わたす山の端は、霞ふかし。
春風そよふく、空を見れば、
夕月かかりて、にほひ淡し。
ロケンローなわたしだからエッジの利いた音楽が好きだが、こういう情景が浮かぶ言葉がちりばめれれた歌にほっこりする歳にもなった。白鳥さんのエンジェルヴォイスで歌い上げるうつくしい言葉にひたると、それこそなんにも考えずに温泉に浸っているような心地良いとしか言えない気分になってくる。ときにはハーモニー、ときにはユニゾン、主旋律を交互にとりながら自在に歌うトワエモアの音楽世界でお仕事の疲れも吹き飛んでしまいました。
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白鳥さん芥川さんこれからも元気でブルーノート名古屋に来てくださいね。