名古屋にいても一年に一度くらいはある今日は大雪の日。子供の頃ならきっと雪だるまをこしらえたり、雪合戦に興じたりしているだろう。いつもの土曜日はお客様でにぎわっている当店もさすがにこんな日は静かな空気が流れている。とはいえ何人かのお客様のご来店もあったりしたなか、ご遠方からこのブログを愛読いただいている塩尻のお客様が雪のなかご来店いただいた。雪が降ると春になるんですよ、さすが山の国の言葉は深い。雪についてのオノマトペアもわれわれではシンシンくらいしか無いがそういう地方だともっとあるのかもしれない。
その方は今回、ぼくのブログを高級なコピー機で印刷して製本してご持参いただいた。パソコンのモニタやスマホでみるのと紙の上でみるのは同じようで実は違う。かってマクルーハンはメディアはメッセージと言った。これは表現されるメディア、この場合なら紙かパソコンという自体にメッセージ性があると言っていたのだ。まあそんな大それたことではないが紙で読み返してみると書いていたころの事が脳裏に鮮明にふたたび蘇ったりしてそれをみながら楽しい時間をすごした。読者として今後、どんな切り口でブログを書いたらいいんですかとたずねたら、今のままの田中さんでいいんですよとまた嬉しい事をいっていただいた。ただ自分としてはどんな自分を表現したらいいか迷わないと言えばうそになる。また毎日あたまを悩ませながらかつ、それを楽しんで行こうと思う。
いま私どもの店を支えているお客様像はひとことでいって「洋服を着るのが好きな方」だと言える。その方はそんなお客様のイメージをまさに体現されているかたでほんとうにうれしそうに当店の服を着ていただいている。そんな方が日本の各地から大勢来ていただいている私は本当に幸せ者だと思う。
わたしのブログを印刷して持って来ていただいた。