おとうさん、学校のみんなiphone持ってるから私にも買ってよ。
その手はくわなの焼きはまぐりだ。このつづきはそんな買ってほしかったらうちの子じゃなくてみんなの子になっちゃえ。となるだが、こどもの説教の話しではなく、くわなの焼きはまぐりの話し。 昨日は何回目だろう。恒例の友人たちとの蛤の会だった。桑名の駅から15分くらい海から来た爽やかな風に吹かれながらいっしょに電車に乗ったサノくんとぶらぶら風情のある通りを歩くと「日の出」さんに着く。料理は極めてシンプル。前菜のあとはお世話してくれる女性が昆布と鰹のほんのりとしたダシで桑名で穫れた地物の天然の蛤を土鍋て軽く炊いてくれてそれをひたすらいただく。八年物の大きい蛤は焼きで、海苔で巻いて天麩羅もいい。蛤の味をたっぷり吸った葛切りが美味しい。友と語らいながら地酒の冷酒をいただきながら、この地の初夏だけに許されるさわやかな食事会。また来年の予約もしておいた。
桑名、日の出さんの近くで咲く紫陽花があんまりきれいだったから。
おおぶりの天然。それも八年物をいただく。
はまぐりの天麩羅は塩で。
明日から土曜日まではフィレンツェで6/17日から4日間開催されるピッティインマージネウォモにひとりでかける。 ピッティウォもというとアルノ川に架かる古い橋という意味のイタリア語ポンテベッキオをわたったところにあるピッティ宮殿で行われると思う方もおおいがフィレンツェの駅の北にバッソ要塞というルネッサンスの頃作られたバッソ要塞がありそこで行われる。アパレル関係者、洋服屋が集まるイベントなので参加者もおしゃれ。ここに参加する以上おしゃれでなければいけない。だからこれに参加するためにいつもなにか誂えたりするのだが今年は2枚シャツをこしらえた。一枚は英国ロンドン、カーナヴィーストリートにあるチューダー朝風の建物のデパート「リバティ」がリリースしたプリント柄、もう一枚はちょっとふざけてストライプが曲がったり切れたりねじれたりした柄。ぼくはどんなシャツでもカラーはワイドスプレッド、カフはラウンドで仕立てることに決めている。さてどんなピッティウォモになるんだろう、どんな旅になるのだろう。楽しみ楽しみ。
明日の月曜から土曜日まで店主はいませんが営業しております。18日水曜は定休日、19日は第三木曜なのでお休みです。
今回の旅のよそおいはこの2枚のシャツで。
山小屋みたいだがこれがデパート!「リバティ」。向こうにカーナビーストリートが見える。2012撮影。