先月フィレンツェ、ピッティウォモに行った際、会場内の人のほとんどの人は短いソックス、つまりショートソックス、スニーカーソックスまたはアンクルソックスと言われる靴下をはいていた。クラシックなスーツ、ジャケット&パンツのスタイルの人でもだ。紳士は長いソックスをはくべきといわれていたので私自身はショートソックスは履いていなかったので恥ずかしく思えるほど。イタリア出張の荷物の中に一足だけ持って来たのでホテルで履き替えまたピッティウォモの会場に戻ったが南ヨーロッパの厳しい夏の気候のなかでとてもこの靴下ならやはりとても涼しい。なんかチャラチャラしているような気がしていたがこの快適さにはかえがたい。また鏡に映したノーソックスに見えるスタイルもいいなと思えてきた。
ホーズはいくら紳士の靴下とはいってもやせがまんをせず夏は夏の靴下があると悟った瞬間だった。 帰国して国産靴下メーカーの雄、ハリソン社の窪田氏に相談したらやはり日本国内でも大ヒットして生産が追いつかないとのこと。私が無知なだけでみんな夏は履いていたのだ。そんなことでハリソン社のショートソックスを当店でも扱う事にした。
ハリソン社のショートソックスは高級綿スーピマを使用していて特筆すべき事は内側に滑らない合成ゴムをつけたアンチスリップ加工が施してある。実際にショートソックスを履くと分るのだが履いてしばらくするとずれてカカトが脱げてくる。以前試したときにあまりにずれるのでイヤになってしまったのが履かなくなった原因でもある。一週間ほどモニターとして試し履きしていたがハリソン社のショートソックスはかかとがホールドされてやはりずれにくいと思った。
クラシックに革靴を履いてもソックス無しに見える着こなしもだんだん市民権を得て来たと思って来た。だからショートソックスの色についてはわたしは肌色に近いナチュラルカラーが靴を履いていないように見えるため良いかなと思う。それとデニムの色に近いブルーも選んだ。
ハリソン社 ショートソックス(ANTI SLIP) 一足945円(税込) ナチュラル・ブルーの2種
スーツ姿でもショートソックス 今年6月ピッティウォモにて
ジャケット&カジュアルならなおさら。 今年6月ピッティウォモにて