先の水曜日、東京平河町にあるLVMHのヘッドクオーターがある建物でロロ・ピアーナの商品説明会がありました。
かつて毛織物工場ロロ・ピアーナをルイヴィトンモエヘネシーグループが買収するというニュースはファッション業界を揺るがしました。しかし10年以上経過した今、ロロ・ピアーナの製品の価値は著しく向上し、グループ内のアパレルに向けての素材提供もうまく回って、その買収は総帥アルノー氏の慧眼の結実で大成功と言われています。
ロロ・ピアーナがなぜ世界最高品質の呼び声をほしいままにしているのかその理由を製造過程を追って説明する会で、全国のアパレル関係者、ビスポーク関係者が参加しました。
生産から販売まで一貫しているということ。

ロロ・ピアーナは原毛買付から糸作り、織物作り、仕上げ、販売まで一貫することでロロ・ピアーナ的世界を具現化しています。
S.p.a(=Società per Azioni)というのはイタリアで単に「株式会社」という意味ですが、アメリカでSPA(=Specialty store retailer of Private label Apparel)というと製造小売(ユニクロをイメージするとわかりやすい)という意味となります。ただ製造から販売までかかわっているロロ・ピアーナはまさにSPA的価値観を持っている会社です。イタリアのメーカーはもともと家族経営が多く、その家族が共有する価値観を体現するために原料調達からすべての製造工程、販売まで関与していることが多いのです。それはたとえばフェラーリやブルネロクチネリ、そしてロロ・ピアーナも同じです。OEMや分業をかたくなに拒否して、一貫生産することでその会社独自のプロダクトができるというクラフトマンシップがロロ・ピアーナの社内すbてに息づいています。
工程ごとに最高の技術を
世界最高の素材が世界最高の衣服を生むという信念のもと、生産工程のすべてに最高レベルのテクノロジー、細心のてまひまをかけています。たとえば世界の生産地に直接出向いて最高の品質の原料を買い付けて、原毛の仕入れの検査には電子顕微鏡を使っています。





ロロ・ピアーナのいい色はラボラトリーがあるから
ロロ・ピアーナの素材をずっと扱っていて、素材の良さ同様に惹かれるのは色合いの良さです。もちろんイタリア独自の感性がなしうることでもありますが、クアローナの本社工場ないのラボラトリーの存在も大きいのです。30年前初めてロロ・ピアーナの工場に伺った時そのラボラトリーも見学したことを思い出しました。

クラフトマンシップが目指す目標とは。

服地作りの工程はどの会社でも同じかもしれません。しかしその工程ごとに伝統の技と細心の技術で徹底的にこだわることで、最終製品には大きな差が出る。これがロロ・ピアーナ社全員が目指している目標です

