ことしのお盆、大学時代の恩師とゴルフをする機会があった。恩師はもう75才だが写真をみるかぎり60代に見えるくらいお元気。ゴルフも先生は良いスコアで、なによりも楽しくラウンドできたのが嬉しかった。先生は名優田中邦衛さんの弟さんでいちど先生から邦衛さんのサインをいただいたことがある。店に飾っていたら多くのお客さんから邦衛さんがお客さんなんですかと尋ねられることが多く、実際はサインをいただいただけなので残念だがサインは机に大事にしまってある。
今週先生からお便りをいただいた。大学時代、先生の同僚にギャビンバントックという英国人の先生がいて、たまたま最近ジャパンタイムズに載ったのその記事(記事はこちら。先生のお写真も)を送っていただいたのだ。わたしは亡き父のすすめで35年前、麗澤大学外国語学部イギリス語学科に入学しただがそのころ実家の経済状態はあまり芳しくなかったのでお金をつかって外国にいくななんてことは考えもしなかった。だから英語を使うという考動機自体がなく英語が嫌いだった。そんなすねた学生だったぼくをバントック先生は可愛がってくれて英語劇のスタッフにしていただいた。先生の自宅でなんどもお酒をごちそうになったこともある。その頃は英語も劇もシェークスピアも英国も好きではなかったがいまはすべてとても興味がある。こうして毎年一度はヨーロッパに仕事で行っているがヨーロッパのなかでも英国そしてロンドンが一番好きな町。ロンドンのシェイクスピアグローブ座で日本語オーディオガイドがないため入場を断念した。かえすがえすも学生時代にもっとそのあたりを勉強しておくべきだったと後悔している。
バントック先生はいま高知で高校生に英語劇を教えていらっしゃるそうだ。いまでもきっと以前と同じように精力的に生徒に英語劇を教えていらっしゃるに違いない。いちどバントック先生に会いに高知に行きたい。
35年前と変わらない恩師。田中先生。
一昨年の夏、目の前まで行って入場しなかったシェイクスピア劇場グローブ座。とほほ。