先週このブログで紹介したスコットランドのHawickの街でつくられるラバット社ツイードが今朝、航空便で到着した。エジンバラの空港からガトウィックを経由して着いたと思われるが、遠くの地からの荷物でも早く着くなあとあらためて感じる。羅紗商であるわたしの父の頃ならエジンバラの港から喜望峰経由かスエズ運河経由で海路はるばる何ヶ月もかかって神戸港についたのが当時とてつもなく高価だった舶来服地だった。

梱包を解き、ラバット社ツイードの現物を触ってみる。まるで古い煉瓦造りの倉庫にストックしてきたことをイメージできるビンテージ感あふれた服地は武骨な手触りでその色はスコットランドの緑の大地を思い起こさせる。ハリスツイードのように毛がでているわけではなく、太い、しっかりした糸をがっしり織ってある。柄もまさに先週のブログに書いたスポーツジャケットにふさわしい風格のあるものでウインドペンを中心としたプレイド系を集めた。あなたの人生を彩る、年月を経たスコットランド名産アイラ島のシングルモルトウィスキーのような味わい深いジャケットにきっとなる。

このなかなかお目にかかれない本格的なスコットランドスポーツジャケットの素材ラバット社ツイードは各柄ジャケット2着分程度買い付けました。数量限定ですがスペシャルプライスでオーダーいただけます。

スコットランド製 LOVAT ツイード オーダージャケット55000円(税込)


スコットランド製 LOVATツイード オーダージレ26000円(税込)(背はキュプラ100%裏になります。)

P1100868
左4002 右3213
P1100861
左3370 右4001
P1100865
左3345完売11/24右3331

ラバット社について
(カーキの起源についての記述)

物作りの原点にあるものは、色の繊細さにあります。其れはトップ染めに秘訣があります。創業者であり、貴族であったLOVAT氏が1900年アフリカとの戦争で英国の兵士を守るために自然色を5色選び、羊毛の綿の状態でミックス(トップ染め)し撚糸された糸を織り上げた迷彩服を兵士に着せたところ戦死者が激減しその戦争を勝利に導きました。
それ以後現在に至るまでLOVAT(ラバット)色として残されております。一説にはそのラバットカラーから現在の軍服のカラー,カーキー色が生まれたとも言われております。27色のサポートバンチ“ETTRICK”は、1868年から100年以上の伝統を受け継いで織り続けられているブリティシュウールを使用した本物のツイードです。特にETTRICKは、スポーツ(狩猟)に適したしっかりした打ち込みや撥水加工が特徴で開発された昔から貴族達に愛用され続けており、他社にはない商品(服地)です。