イタリア語に限らずポルトガル語、スペイン語などロマンス語系には名詞の後につけるとちっちゃい何とかとか大きい何とかになる変意名詞という語法がある。船を意味するバルカの語尾を変化してバルケッタにすればちっちゃな船つまり小舟、電話を意味するテレフォノの語尾を変化してテレフォニーノにするとちっちゃい電話つまり携帯電話となる(縮小接尾詞)。大きいのもある。パンを意味するパーネの語尾変化がご存知パネトーネとなる(増大接尾詞)

オーダーサロンタナカのサロンはイタリア語で部屋を意味するSALAの語尾変化形SALONE サローネつまり大きい部屋が語源。じゃあちっちゃい部屋はなにかというとサロットとなる。このたび店の補修で裁ち台をバックヤードの真ん中に置いたことは先のブログで報告した。その横にすこしスペースができたので35年前から持っていたクラシックなダイニングチェア4脚を置いて、大塚家具でちいさなバタフライテーブルを見つけ置いてみたらちょっとした空間、いわばサロットができあがった。ちょっとずつ、ちょっとずつだけど店もキレイになりました。ぼくらから店に贈るクリスマスプレゼントみたい。
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