昨晩、聞きたいことがあってフィレンツェ在住のブロガーゆきさんにメールした。短い時間に往復メールをなんどもして、これなら直接話したほうがいいなと思い、ネットの電話で話す。名古屋は夕方6時半でフィレンツェは早朝。電話はすぐつながり、彼女はフィレンツェ郊外の市場にいるということでイタリア語がとびかう市場のサウンドスケープもBGMで聞こえる。ウェブを経由しているのにほとんどタイミングのズレもなくこれだけ明瞭で無料だとはちょっと驚き。スゴイ時代になったものだ。
アメリカのショッピングモールがAmazonの影響でガラガラになったり、電気自動車メーカーテスラの時価総額がアメリカの自動車産業一位になったり時代は急激に変化している。

我々がつくっている洋服はロボットが作るわけでもなく、縫製工場で分業とはいえ日本で技術者さんの手によって仕立てられているし、それを店に運んできてるれるのはロボットではなく佐川さんやヤマトさんなどのトラック便のドライバーさんにほかならない。 変わらないものは変わらない。2着で48000円とかで接着芯で中国生産で作られているエコノミーなオーダー服が注目されてはいるが、やはり服とは5年10年の長い付き合いになる。できるだけいい素材を使い、夫婦ふたりが自社ビルで営業することで経費をミニマムにして価格を抑え正統なオーダーメイドの服を仕立てる。それが私達のやり方。テーラーの間で長くこれがいいと使われている本バス毛芯を縫いつけて丁寧に仕立てれば年がたっても崩れることもなく大事に使えば長く使える。ボタンも水牛やナットなどの天然素材なら時が経過するにつれて石油製品のように化学変化もせずどんどん味わいがでてくる。洋服だって流行もあるし、変わらないことはないけども、ゆっくり、ゆっくり大河のように流れていく。今年のトレンドははとメンズファッション雑誌ではいろいろ語られているが、本場のピッティ・ウォモをみても同じようなクラシックなスタイルを堂々と着ている人がやはり主流なのだ。

でそんなスタイルを好むお客さまが当店にも数多くご来店いただいて、毎日多くのお客さまを接客している。でも今日と明日はお休み。また金曜から新たな気持で接客できるようリフレッシュしてきます。今日はゴルフに出かけます。
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桜の回廊を越えてナイスショット!岐阜カンツリー倶楽部にて。
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グリーンの脇にも桜。日本のゴルフコースのすばらしさ。