今年は一年ほんとうにありがとうございました。
また来年もこのブログをよろしくお願い申し上げます

年内の営業は29日までで、昨日から年末年始のお休み、穏やかな朝を迎えた。やることがないので映画館のウェブサイトを調べていたら見たかった映画「シュバルの理想宮」がパルコ・センチュリーシネマでやっていることがわかった。キネマ旬報も読むほどの映画好きの母と帰省している娘もさそって妻と4人ででかけた。映画はピカソやアンドレ・ブルトンも激賞したフランス・オートリーブに幻想的で不思議でそしてなかなかセンスの良いオブジェのような建物を33年かけて作り上げた無口な郵便局員の一生の話で、CGやギミックだらけの映画は苦手だから、こういう淡々とした映画はどきどきもせず楽な気分で見ることができて好き。南フランスの緩やかな丘の風景の映像が美しくそれにも感動した。悲しみを乗り越えて生きた一人の無骨な男の物語を家族でほっこらしながら見るのもいい師走のすごしかたかも。

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この建物を建てたシュバルが写真に写っている。
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